ISBN978-4-88379-325-9
本体1200円
A5判並製 224頁
初版: 2010.9.25
解説:田中貴子 (国文学者)
タイトル文字:遠藤ミチロウ
装幀:雀のお宿工房
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どんなに時代が変わろうとも、人の出会いや別れの裏には、言葉では語り尽くせない激しい感情と物語が潜んでいる。ささやかに生きることの尊さを知りながら、なぜこうも人は魔≠ノ魅せられてしまうのだろうか…。
中世を舞台に、人の来し方行く末を見守り、生きる力、そしてあの世への旅立ちを静かに見送る不思議な力を持った橋守は、人の背負った苦しみや悲しみを、解決よりも解放≠ヨと導いて行く。現代人が見失ったしなやかな逞しさにあふれる傑作!
「逢魔が橋」(全六話)「ひだる神」「夢みる指」「海神の子」 |