先週7日は、毎年恒例、阿佐ヶ谷の七夕祭りにかこつけて香田明子さんを囲んでみんなで食事会のため、夕方6時過ぎにゲリラ豪雨の中会社を出た。今年は香田さんのリクエストでタイ料理屋で食事、10時ぐらいまで。私はトムヤムクンが大好きで(スープのみで具はいらん)、どんぶりに残ったスープを一気に飲み干した。おいしい〜!
9日の朝日新聞読書欄の『著者に会いたい』というコーナーで、我が社刊「報道局長 業務外日誌」の著者である金平茂紀さんのインタビューが掲載された。金平さんとのつきあいは長い。故・長井勝一氏時代の時からになる。日本の報道に関して、ホントに真面目に考えてる数少ない報道人で、記事にあるように「報道に携わる人には情報をどう感じるかという想像力が大事」という持論のもとに、激務の中、あらゆるジャンルの文化に目を通している。その行動力を目の当たりにするたび、「忙しい忙しい」を言い訳に次第に腰が重くなっていくことをただひたすら反省…。
本書の校了直前、金平さんの親友、忌野清志郎さんの訃報が飛び込んできた。「ギリギリですが一文、書きますか?」とすぐにニューヨークにメールを出すと、速攻で返信が。清志郎さんが亡くなった直後、マネージャーさんから電話が入ったそうで「ぜひ書きたいので、もう少し入校待って下さい」とあった。そして次の日、その原稿がメールで届いた。本書の一番最後にその原稿「謝辞2」を入れて入稿した。いろんなことが重なって編集も難航を極めたりして半年もかかってしまったが、その分思い出深い仕事なので、こういう形でとりあげられたのは嬉しいかぎり。
というワケで、お盆明けにはお東陽先生の新刊「ステテコ行進曲」の編集にはいりますがな。9月もGW並の連休があるので、今月も前倒し入稿なのでちと不安だ…。連休って結構メイワク。
それから、ここ2、3ヶ月の間、再版ラッシュだった。先月発売した山田花子著「魂のアソコ」にあわせて既刊本「花咲ける孤独」「からっぽの世界」「嘆きの天使」「神の悪フザケ」も装丁をかえて一挙に再版。そして今月は根本敬著「真理先生」の再版。来月も何冊かある、お金、また足りなくなるかも。なので、品切れで手に入らなかった方、どんどんお求め下さい。どうぞよろしく!
◎我が社は12日〜16日まで、お盆休みとなります。
ずーっと忙しかったので、社員の皆様におかれましては、滅多にない命の洗濯のチャンス、有効利用して下さい。それに、お盆中は昔から〈地獄の釜の蓋が開く〉と言われてまして、水の事故がとても多いです。釜の中に引っ張られないよう、水辺での遊びには充分お気をつけ下さいませ。私の生まれ故郷では、地獄の釜から立ち上る湯気でおまんじゅうを蒸かす、というちゃっかりした風習がありまして、この時期あちこちでまんじゅうを蒸かすので、帰省した折には死ぬほどまんじゅうを食べてやろうと思っています。 (手塚) |