2009年8月
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編集部だより

手塚 2009年8月28日 pagetop

「編集部だより」の更新がこれからブログになります。
こちらから入れますのでぜひご覧下さい。
http://seirinkogeisha.sblo.jp/
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また、サーバの移転を来週ぐらいに予定しております。つながらなくなることがあるかもしれませんがご容赦下さい。(水村)


手塚 2009年8月28日 pagetop

 27日、ちょっと心配なのだが、ここ2,3日、チーコの食欲がガクンと落ちている。息も荒い。人間で言ったらもう80歳ぐらいなんだろうか。毎日かかさず栄養剤と整腸剤を一滴ずつのませてはいるけど、どうかなぁ。やっぱりお迎えが来ているのかなぁ。
 先日、蝉の羽化の写真をCDRに焼いて秋山亜由子さんに送ったらメールが届いた。昆虫大好き秋山さんはものすごく喜んでくれたのでヨカッタ。実は先月、水村クンが蝉の幼虫を拾ってきて編集部にあるシュロの木に止まらせたら、一晩かけて羽化したのだ。すごく美しかった。その様子は後日水村クンがアップするのでお楽しみに。
 昼食から戻ってくるとなにやら荷物が届いていた。北海道の小野山さんがトウモロコシとカボチャを送って下さったのだ。やったー! またトウモロコシが食べられるぞ、小野山さん、ありがとうございます!
 午後、会計士さんがいらして、第12期の決算書にサイン捺印を。これを税務署に提出すれば決算終了。みなさんお疲れ様でした。第13期もガンバラネバ。
 3時のおやつにと昨日清水さんからいただいたハネジュウメロンを切り分けて食べようとしたその時、光栄印刷の宮ちゃん来社。ほらね、やっぱし来た! 高市ぴいこと食いしん坊姉妹の宮ちゃんは、こうしていつも絶妙のタイミングで訪れる。いい食べっぷりでお御馳走をたいらげた。ははは。
 宝島社、SUGOI文庫編集部から「お仕事はセックス」が届く。19年前に刊行されたものだが、私もライターとして参加。「AVを作る男たちに聞く『男優・監督インタビュー』ー誰も聞いてくれない、僕たちのホンネ」という頁を担当させていただいたのだ。我らが平口広美監督、カリスマAV男優加藤鷹氏等4名の男性にインタビューしたのだった。元のタイトルは「セックスというお仕事」で文庫化され何度か再販される度にチョロチョロっと印税をいただいたりしていたのだが、リニュアルして新発売された。やはりセックス関連本は売れるんだろうか…。
 夕方、先日撮影したお東陽先生の写真データが出来上がったので、お東陽先生と煙突カメラマンの飯村さんといっしょに井上デザインに集合して写真選び。あとはお東陽先生のカバーイラスト等の出来をみながらの進行となるので、スケジュール改めて組み直す。打ち合わせ終了後、忙しい井上親方にさようならをして三人で喫茶店に入り軽く夕食&エロ話。
 ナドと書いているこの編集部便りコーナーも、もしかしたら近々ブログ形式に変更するかも。というのも、このHP容量がパンク状態になったので、さらに大容量へと変更するべく現在PCに強い水村クンがいろいろと難しい作業をこなしながらデータを移動中。「じゃ、このさい日記はブログにしましょうか」と進んでやってくれているのだ。助かるなー、オイ。私はそういう方面はさっぱり分からないので一切おまかせ。それにしても何でそんなことが出来てしまうのか、不思議だ。私にとってはまったく未知の世界で相変わらず機械には弱い。だめだなぁ。(手塚)


手塚 2009年8月27日 pagetop

 25日、西岡兄妹(兄)さんから帰省のおみやげに、アワビの炊き込みご飯の素をいただいたので、早速夕飯でいただいた。食いしん坊の高市ぴいこは誰の茶碗にアワビが何きれ入ってるとか、まあウルサイこと。おかずは青梗菜とボイルホタテの牡蠣油炒めに刺身こんにゃく、水村クンが盆休みに京都に行った時のおみやげのすぐき、ミョウガの味噌汁。炊き込みご飯すげー旨かったっす!、ありがとうございます。てなわけで、自炊は相変わらず続けている。
 26日、林静一さんからCDが届いた。先日の株主総会で、昔林さんが初監督した映画『夜にほほよせ』のサウンドトラックがめでたく発売されたので「あれ、買おうとおもってるんですよ」といったら、「え、送れっていうこと?」と冗談っぽくおっしゃってたんだけど、ホントに届いた。デビュー前のはちみつぱいの演奏を収めた貴重なサウンドトラック盤で、デビュー当時からファンだった私にとっては是非とも欲しかった一枚だ。さっそくMacに入れて聴きながらお仕事。林さん、ありがとうございます。映画の方もDVDになって欲しいなぁ。今は亡き長井さん・光栄印刷会長も出演してるし、赤瀬川(原平)さんもオカマ役!で出演されてるし。アックスの作家さんでもほとんどの人が観たこと無いと思うので、是非発売してほしいものだ。
 午後、菅野修さんから電話があり「筋子」の単行本のあとがきがほぼ書き終わったとのこと。あとがきは「念」の入った長文らしいので、早く読みたい! 次号アックスの特集の件もあるので、長々と電話で話し込む。お東陽先生の「ステテコ行進曲」が終わったら速攻で菅野さんの単行本及び特集に着手しなくては…。9月もどうやら超過密スケジュールの模様。
 先日、ニューヨークで修行中の近藤聡乃さんから久々にメールがあった。トロントのフィルムフェスティバルで聡乃ちゃんのアニメーション作品が上映されることになり招待されたということ。すごいなぁ、頑張ってるなぁ。近々一度帰国するそうなので、その時は会いましょう! という約束のメールを。まぁそれにしても海外にいてもメールのやりとりが出来るので世の中便利になったもんだ。かなりむかーし、友人がロスに滞在してたとき、日本からの電話代がたしか1分三千円だったような記憶がある、曖昧だけど。
 そんなことで感心しているとお東陽先生から背筋が凍り付くくらいゾッとする電話が。ただでさえスコブル遅々とした進行なのに、なんと「あのね、コマ移動をしたいんだけど」との申し出が。
 ええええええええ〜〜〜〜〜っ!! こ、これからですかぁ!? まだ台割りが出来上がってないので不透明だが話を聞く限りでは多分30頁ぐらいあるんじゃないかと予測。ぞぞぞぞぞーっ。だがしかし言い出したら聞かないおっさんなので、渋々ご了承(詳細は長くなるので後日に)。時間があればMacでやるんだけど、どう考えてもこら手作業の方が早い。ということで29日午後からお東陽先生と一緒にコマ移動作業の予定…。でもまあ、これをやらないとお互い非常に後悔することになると思うし、お東陽先生の拘り加減が今後の作品に多大な影響をおよぼすかもしれないので、避けて通れないもんなぁ、やっぱし。
 おおむねウツ状態のまま、水村クンと夕食にお出かけ(本日高市ぴいこが根本さんと打ち合わせで外出のため自炊は中止)。んで会社に戻ってくると、編集部の打ち合わせテーブルの上にビニール袋の大きな山が。「え、ナニコレどうしたの?」と聞くと、「清水おさむ先生と打ち合わせをして帰ろうと思ったら、ちょっと待ってて、ていわれて、これ買ってきてくれたんです」と浅川クン。見るとドでかいハネジュウメロンが5個。人数分買ってくれたそうな。清水さんありがとうございます! よーし、ハネジュウメロン食べてまた頑張るか。わはははのは! (手塚)

kusumiani

こちらが「夜にほほよせ」のサウンドトラック盤。映画用テープから最新リマスタリングされた。


手塚 2009年8月26日 pagetop

 最近素っ気ない態度をとるようになってきたスズメっこたち。本格的な羽換の時期を迎えたらしい。でもってなにやら食欲も旺盛で糞もデカイ。というような話を土曜日に秋山亜由子さんとの電話で話したら、羽換の時期は体力も使うし栄養も羽にどんどん取られるのでスズメっこにとって大変に厳しい時期だ、とのこと。特に老スズメのチーコは体力を奪われたら死んじゃうかも知れないので、秋山さんのアドバイスを守って毎日要注意だ。
 今月はお盆で帰省したのでアットー的に金欠状態。我が社の給料日は月頭2日なので、この月末をどーしたものか…。と思い悩みながら曙橋商店街を歩いていたらお東陽先生とばったり。漫画の資料のため高田馬場のレンタルビデオ屋まで自転車でおでかけだったとか。そんでもって曙橋駅のホームをどんよりと歩いていたら、湯浅学さんとばったり。今夜はバウスシアターでオールナイトのライブだそうで腕を捕まれて「どう?」と誘われたんだけど、あまりの金のなさに断念。あ〜もう最低だ、ケッ。
 明けて月曜24日、本日は夕方5時からお東陽先生の新刊「ステテコ行進曲」で使用する写真撮影に出発。今回はスーツにネクタイでキメたお東陽先生のサラリーマンごっこ。カメラマンは専属の煙突カメラマンこと飯村昭彦氏。まずは新橋駅前のSL広場で待ち合わせをして、サラリーマンの憩いの場所焼鳥屋へ。ここでホッピーと焼き鳥を楽しみながらスポーツ新聞を読んでいる風景&烏森神社参拝も激写。その後四谷三丁目に移動し、スナック千々石でおねいちゃんと歓談&カラオケデュエット激写。外に出てお東陽先生が懇意にされている、荒木町界隈では超有名な流しのおじさんと路地で激写。これがまるで映画のワンシーンのようでカッコイイ。そして最後はゴールデン街。現在お東陽先生の原画即売をやっていただいている5番街のマチュカバーへ。ここで原画をバックにキレイなバーのおねいさんとツーショット激写で11時すぎに撮影終了。お疲れ様でした! かなりイイ写真が撮れたので単行本をおっ楽しみに。
 ところで…、その新刊「ステテコ行進曲」の進行具合なんだけど、9月連休で前倒しのため31日がギリギリ、というスケジュールにもかかわらず、本日カバーイラスト締め切りだったんだけど、返ってきた返事は「あのね、ムリ」。毎回お東陽先生の単行本入稿スケジュールはすざまじく厳しくて、入稿2、3日前にやっと台割りが出来るっていう信じられない進行が当たり前。とにかく仕上がりが非常に遅いのに拘りもすごくて、言い出したらガンと動かないお東陽先生。だからこそ作家やってると思うんだけど…。それにしても今回は遅すぎる。もうどうなってもわたしゃ知らん!「入稿遅れたら曙橋商店街のアーチにステテコ姿で逆さ吊りだかんね」と心の中で叫びながら机の前でイリイリの今日この頃ではありますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか? (手塚)

 

手塚 2009年8月22日 pagetop

 日差しがキツイ編集部の窓にお盆休み前に遮光カーテンをとりつけたので、去年よりは断然すごしやすくなったんだけれど、今年の夏は短い。というか、梅雨が長すぎた。天気予報では「残暑」とかいってるけど「え、もう残暑ですか?」って感じだ。ちゅんこたちも2、3日前から羽が抜け出してきて、絨毯にたくさん落ちている。来月あたりには冬羽がはえてくるんだろうな。
 18日夜の株主総会、つつがなく終了でホッと一息。今年は体調不良等で4名欠席のため、13+0.5名の総会に。0.5というのは、元社員で今や3児の母である大場Qちゃんが、一歳になる一番下の娘こころちゃんを連れてきたから。「いやがってるからやめなさい」という養父の末井昭氏に注意されるも幸作クンがこころちゃんを猫のようになでまわしていた。んでもって最後は例によって幸作クンの刑務所話で盛り上がりお開き。その後、初参加の林静一さん、しりあがり寿さん、そして末井昭さん、島本慶さんと近所の飲み屋に行き飲んで歌って2時まで。途中ご近所に住むお東陽先生も飛び入り参加で他の客が嫌がるくらい盛り上がる。みなさんお疲れ様でした。家に帰ってあわててシャワーを浴びて速攻で爆睡。
 19日午前中、羽と糞で汚れまくったちゅんこ部屋を掃除。軽くやるつもりが畳を上げての大々的な掃除になっていまい、高市ぴいことお水に手伝ってもらった。お昼に打ち合わせの約束をしていたお東陽先生、どうやらまだ布団の中らしく連絡付かず。仕方がないので昼食後、台所とトイレを掃除。でもってお昼打ち合わせの予定が結局は夜の8時に変更。締め切りどころか打ち合わせの段階ですでに遅刻。さすが?お東陽先生。
 20日、午後、「ステテコ行進曲」の件で井上デザインに打ち合わせに。9月発売というのに今頃打ち合わせとは…。またまたご迷惑をおかけします井上親方。会社の台所に小バエがたくさん飛んでいる。何でだろう? ナニも食べ物出していないし生ゴミもちゃんと捨ててるし、と周辺を見渡したら、怪しげなスーパーの袋発見。中をみると安売り納豆4コが入ってて、そこから茶色い液体が。んでもって袋の中には無数の小バエ。グッヘー! なんじゃこりゃ。で、犯人は当然のことながら毎日飲んだくれている明月堂書店の孤独なタコ社長の幸作だ。アホかいな。
 出だし好調の「ダニー・ボーイ」関連でとある話が舞い込む。うまく展開すればいいなぁ。大ヒット祈願中!
 21日、午前中、魚沼の我田大さんからたくさんのトウモロコシが届いた! 我田さんが作る野菜は最高に美味しい。今年は昔の品種のもちトウモロコシも送って下さった。子供の頃お歯黒トウモロコシって呼んでたやつで、黒っぽい粒が半分ぐらい混じっている。モチッとしてて美味しいんだよねこれも。我田さん、毎年ありがとうございます!
 本日はアックス70の搬入日で、定期購読者&作家&関係者に発送。毎回だけど、ホントに売れますように!
 夜、「報道局長 業務外日誌」で対談をしていただいた大熊ワタル氏ひきいる「ジンタらムータ」のライブが新宿Naked Loftで行われるというので高市ぴいこと同フロアのフリー編集者並木さんと三人でお出かけ。ホーンとパーカッションとちんどん太鼓の編成で、いろんな国の民謡や歌を聴いた。これがもうゴキゲンな音で、特に9拍子のトルコ民謡には感動。大熊さん曰く、今、素数の拍子で乗れる音楽に凝っている、とか。それに、こぐれみわぞうさん(ちなみに女性です)のちんどん太鼓もすごい。難しいリズムなのに踊りながら両手を使って叩いているんだもの。ちんどん太鼓が他のホーン楽器とあんなに合うなんて知らなかった。いやぁ、いいもの聴かせてもらいまいました。蒸し暑さも一気に吹っ飛んでイイ気持ちだ!(手塚)

 

手塚 2009年8月17日 pagetop

 帰省すると毎度のことながら微妙な時差ボケがカウンターパンチのように効いてくる。なんたって朝が早すぎ。最終日の盆の送りでお墓に行ったのは朝6時…。死ぬぞたいがい。就寝が夜中の2時半から3時頃で起床が7時45分頃、という毎日をすごしている私にとって実家はほぼ外国。今週は時差ボケでかなり苦しみそうだ。
 お盆明けの17日、アックス70見本出しで志村クン、水村クンが取り次ぎへ。朝、早くも今月金欠決定で朝から銀行へ。11時に約束していたオカダシゲヒロ氏を待たせてしまった。ごめん! オカダくんは今年でデビュー10周年を迎えた。早いなぁ。10周年を記念して、11月に初台のカフェギャラリーで個展が決定。詳細は10月にアップしますのでヨロシク!
 午後、銀行の営業さんが立て続けに来社。お盆中、隣の事務所の後田さん、それに明月堂書店の孤独な社長、幸作クンと交代ですずめっ子とハムと花壇の草花の面倒を見てくれた高市ぴいこが根本敬氏と今後の展開を電話で話していたが、直接会った方が話が早い、と根本宅近所のいつもの喫茶店に突然お出かけ決定。  
 そんでもってしばらくすると鳥子悟氏来社。おみやげにうなぎパイをいただいた。新しい仕事も決まり、元気いっぱいの鳥子さん、頑張ってネ。3時過ぎ、シマトラ来社。お願いしておいた書店様用手描きポップをしあげてきてくれた。新刊「ダニー・ボーイ」の出だしも好調。いただいた「うなぎパイ」と水村クンの京都みやげ「おたべ」を食べながら、30日の選挙につてしばし雑談。
 と思いきや、今度は我が社の創設メンバーでもあり現在はAV監督で名を馳せている北園ムサイくん久しぶりに来社。浅川クンとしばし雑談で会社の中は一段とにぎやかに。休み明けしょぱなから活気があっていいぞ、いいぞ〜。
 本日はお盆明けのせいか、書店さんからの電話注文も殺到。先週朝日新聞で紹介された「報道局長 業務外日誌」の電話注文も多くて素直に嬉しい! 毎日こんなに注文があったらいいなぁ。
 といいワケで先にも記しましたが、金欠ド貧乏決定となった今月ですが、本日より「ダニー・ボーイ」のサイン本をこのHPで販売開始いたしましたので、トップページのバナーをクリックしていただき、是非に! 是非に!!!!! お買い求め頂きたい、と涙目で思う今日この頃ではあります。 
 そんでもって明日18日夜は、第12回青林工藝舎定例株主総会、ということになっております。昨年末会社がぶっ潰れそうになり、5名の作家の方々に増資していただいたので、今期の総会は大人数となる模様。くわぁ〜、心臓がバコバコであります。(手塚)

 

手塚 2009年8月11日 pagetop

 先週7日は、毎年恒例、阿佐ヶ谷の七夕祭りにかこつけて香田明子さんを囲んでみんなで食事会のため、夕方6時過ぎにゲリラ豪雨の中会社を出た。今年は香田さんのリクエストでタイ料理屋で食事、10時ぐらいまで。私はトムヤムクンが大好きで(スープのみで具はいらん)、どんぶりに残ったスープを一気に飲み干した。おいしい〜!
 9日の朝日新聞読書欄の『著者に会いたい』というコーナーで、我が社刊「報道局長 業務外日誌」の著者である金平茂紀さんのインタビューが掲載された。金平さんとのつきあいは長い。故・長井勝一氏時代の時からになる。日本の報道に関して、ホントに真面目に考えてる数少ない報道人で、記事にあるように「報道に携わる人には情報をどう感じるかという想像力が大事」という持論のもとに、激務の中、あらゆるジャンルの文化に目を通している。その行動力を目の当たりにするたび、「忙しい忙しい」を言い訳に次第に腰が重くなっていくことをただひたすら反省…。
 本書の校了直前、金平さんの親友、忌野清志郎さんの訃報が飛び込んできた。「ギリギリですが一文、書きますか?」とすぐにニューヨークにメールを出すと、速攻で返信が。清志郎さんが亡くなった直後、マネージャーさんから電話が入ったそうで「ぜひ書きたいので、もう少し入校待って下さい」とあった。そして次の日、その原稿がメールで届いた。本書の一番最後にその原稿「謝辞2」を入れて入稿した。いろんなことが重なって編集も難航を極めたりして半年もかかってしまったが、その分思い出深い仕事なので、こういう形でとりあげられたのは嬉しいかぎり。
 というワケで、お盆明けにはお東陽先生の新刊「ステテコ行進曲」の編集にはいりますがな。9月もGW並の連休があるので、今月も前倒し入稿なのでちと不安だ…。連休って結構メイワク。
 それから、ここ2、3ヶ月の間、再版ラッシュだった。先月発売した山田花子著「魂のアソコ」にあわせて既刊本「花咲ける孤独」「からっぽの世界」「嘆きの天使」「神の悪フザケ」も装丁をかえて一挙に再版。そして今月は根本敬著「真理先生」の再版。来月も何冊かある、お金、また足りなくなるかも。なので、品切れで手に入らなかった方、どんどんお求め下さい。どうぞよろしく!

 ◎我が社は12日〜16日まで、お盆休みとなります。

 ずーっと忙しかったので、社員の皆様におかれましては、滅多にない命の洗濯のチャンス、有効利用して下さい。それに、お盆中は昔から〈地獄の釜の蓋が開く〉と言われてまして、水の事故がとても多いです。釜の中に引っ張られないよう、水辺での遊びには充分お気をつけ下さいませ。私の生まれ故郷では、地獄の釜から立ち上る湯気でおまんじゅうを蒸かす、というちゃっかりした風習がありまして、この時期あちこちでまんじゅうを蒸かすので、帰省した折には死ぬほどまんじゅうを食べてやろうと思っています。 (手塚)

 

手塚 2009年8月10日 pagetop

 またまたすっかり更新をさばってしまった。言い訳だけど、ものすごく忙しい日々が続いているのは間違いない。朝10時から夜は11時過ぎまで、休みもなかなかとれず…という状態がここ何ヶ月も続きまくってて、ま、貧乏ヒマなし、といったところ。
 あまりにも間があいてしまったので、どこからかいていいんだか、さっぱりわからなくなっちゃった。ので、とりあえず7月の主な出来事から。
初旬は内田春菊さんの新刊「闇のまにまにー吸血少女対少女フランケン」の入稿。こちら、8月15日より映画公開させる原作本。7月23日には映画公開に先立ってのイベントも予定されていたので、ナニが何でも23日には搬入しなければと大いにあせる。そんな中…。
3日、ビリケンギャラリーで個展のため菅野修さん上京。オープニング会場で、根本さん、東陽さん、シマトラ、吉田光彦さんとお会いする。その夜、菅野さんを新宿のホテルまで送ったのち、ゴールデン街へ。お東陽先生の原画即売展をやっているマチュカバーでお東陽先生と待ち合わせ。夜更けまでおスナックで飲む。
4日午後、菅野さんといっしょに調布にてつげ義春さんとお会いする。約2時間の雑談。どんな内容だったかは、菅野さんが単行本のあとがきに書く予定なので、そちらをお楽しみに。
 「闇のまにまにー吸血少女対少女フランケン」の入稿と、シマトラ新刊「ダニー・ボーイ」の編集準備始まりでスライド的。18日林静一さんのトークショーを見に行く予定が行けなかった。残念。
23日、阿佐ヶ谷ロフトで「闇のまにまにー吸血少女対少女フランケン」映画関係のイベント。この日ギリギリで単行本発売。間に合ったヨカッタ。イベントで内田さんのご長男Aクンと一緒に物販。Aクンはコミケの常連で、マンガに詳しい。物販をしながらいろんな話をした。24日には、監督の友松直之氏と原作者の内田春菊氏のお二人に、雀の間で対談していただいた。次号アックス70に掲載なのでおたのしみに。
 さーて下旬からアックス70の編集もピークを迎える。運悪くお盆進行で校了日前倒し。月末に「ダニー・ボーイ」を無事入稿したような気もするが、この間忙しすぎて記憶混乱。
 25日、そんな中、今年も丸尾末広さんから隅田川花火大会見物のお誘いをいただき、高市ぴいこ共々特等席で約一時間の花火見物。日々の忙しさでたまったストレスも花火とともに夜空で爆発!
 しかしその後、アックス入校が遅れに遅れてついに徹夜。徹夜だけはさけたかったんだけど…。
 というような7月だったけど、なかなか疲れが抜けない。トシかなぁ。やだなぁ。編集作業の他に、会社を運営するに当たっての雑用、雑用じゃないか、重要な仕事も個々それぞれ抱えていて、それをこなしながらの編集作業はやはりキツイ。これも小規模少人数会社の宿命だな。
 あーそれから、我が社の扶養家族、スズメのちゅんこ・チーコ、それにハムのうんこためぞうも元気です。でも老齢のチーコは日に日に体力が落ちてきてるので、もしかしたらもうお迎えが近いのかも。この夏乗り切れるかな、ちょっと心配だ。
 それからそれから、今月の話だけど、5日〜9日まで、で豆柴犬を預かった。イプシロン改め明月堂書店の孤独なタコ社長、末井幸作クンが知り合いから頼まれたんだけど、これがもう可愛くてねぇ。来客の方にもたっぷりかわいがってもらった。幸作クンに「名前は?」ときいたら「ラッキーだよ」というのでみんなで「ラッキー!」って呼んでたんだけど、9日引き取りに来た飼い主にきいたら「太郎」だって。ったく相変わらずいい加減な幸作だ。
 ながくなっちまったが、ついでに本日の出来事。本日は島田虎之介著「ダニー・ボーイ」とジョージ秋山著「銭ゲバの娘 プーコ」の搬入日。夕方からシマトラに来ていただいてサイン本作り。のちほど我が社のHPでもサイン本販売します! (手塚)

ビリケン菅野 向かって右から、シマトラ・吉田光彦・菅野修・根本敬・東陽片岡の各氏。ビリケンギャラリーにて。
東陽01

ラッキーじゃなくて太郎。混乱しただろうなぁ、わんこ。

東陽01 白手袋でサインをするシマトラ先生!















しりあがり寿掛軸
しりあがり寿氏に戴いた掛軸
魔除
効力大の魔除絵
熊手
ゴージャスな熊手!
受け付嬢
受け付嬢多数