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今日からまた一週間が始まります。早いな〜。もう月末だ。こうしていつの間にか年をくっていくんですね…。「くう」と言えば、先週東陽さんから頂いたメロンと、ごんぎつね幸作さんが持ってきてくれたパイナップルが食べごろになってます。私とつぴこ以外は小食なので忙しくなりそうです。早く食べちゃわないといたんでしまうしね。
ところで先週金曜に、つぴこと共に根本氏のトーク・イベント「現実はお笑いよりバカバカしい」を観にナディッフへ行ってきました。雨にもかかわらず会場は補助席の座布団が出るほど大盛況。根本作品(マンガや文章)の実写版映像を観ながらのトークを皆、爆笑しつつ真剣に聞き入ってました。私もこのイベントで「犬(主に雑種)は長い時間お座りしていられない」とか「アートとは引っ越しを手伝ってくれるもの」とか、大事なことを学びました?? ナディッフでは7/31まで根本敬フェアを開催してます。お近くにお越しのさいは覗いてみて下さい。弊社の新作バッジ(7種類)も販売して頂いてます。(高市) |
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昼間、ちょっと出かけた。会社近くのいつものネコ道を通った。駐車場の自動車の上でネコが昼寝してた。く〜っ!いいなあ…。
今日は、新刊の販促物を、東京都とその近郊以外の書店さんに送る準備をした。(まだ全部終わって無いが…)いつもながら手作りなので時間が掛かる。待っててくださってる方もいらっしゃる、かも?う〜、頑張ろう。(つぴこ) |
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午前中、原稿を仕上げたシマトラ来社。ものすごくおいしい鴬谷の老舗「寿々喜」の手焼きせんべいと素麺を持って来てくれた。バリバリバリ。猫大好きのシマトラ、サブと初のご対面でちょっと感激のご様子。作品の方もこれまたよく練られており、今後の展開が楽しみ。あ、そうそう、シマトラ家では、最近手作りの肉マンに凝っているらしい。なかなかおいしいとのこと。
午後「刑務所の中のごはん」の青焼きを届けてくれた印刷所の美人のおねえさん(事務所の大家さんもファン)と打ち合わせ中、お東陽片岡先生がメロンを片手にブラリと来社。「これですね、北海道から送ってきたんでおすそわけです」とのこと。夏はステテコをご愛用のお東陽先生。この日も写真のとおり、オシャレにステテコを着こなしていた。
夜、高市&土舘の大食いコンビは、原宿ナディッフで行われる根本さんのイベントへ。明け方、杉作Jちゃんのインタビューを決行した浅川クン、夜は米沢嘉博さんの原稿受け取りに。月末はいつもバタバタと忙しい、にもかかわらず財布は必ずカラッポで、目の前はかすむばかり、って鳥目かなぁ。(手塚) |
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これがお東陽先生のサマーファッション |
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こちらセクシーショット! |
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「腐った原稿」の巻 |
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只今次号「アックス」の締め切り間際で死に中。そんな中、アックスファイルの扉イラストをお願いしているアイカワタケシ氏より「なんか原稿、上がっちゃいました」との電話。締め切りは昨日伝えたばかり。異例の早さに感心しつつ受け取りに。「これなんですけど」差し出された原稿はなんだかいつもと違って妙な重みが…それになんだか湿ってるんですけど……。恐る恐るトレペをはがしてみるとそこにはモヤシ(実物)が。「今回は腐りかけのモヤシを使ってみたんですよ」あくまでもフツーに言い放つアイカワ氏。そ、そうすか(怖)。…しかし臭うぞこれ。まあ、マンガの原稿に実物のゴキブリを貼り付けるなんて前例もあることだから(根本氏)、腐ったモヤシもアリか、と無理やり納得しつつ、原稿を鞄に入れ、続けて杉作J太郎氏の談話収録のために三宿へ。この日、杉J氏はDJイベント出演中。「イベントの合間にちょっと抜け出して収録しちゃいましょう」とのこと。とりあえず会場に爆音で流れる「モー娘。」を聴きながら待つ。根本敬氏、蛭子能収氏も遊びに来られ、メインの「LL
KOOL J太郎」ライブ時には会場がほぼ満員になる盛況。盛り上がるのはいいが、これじゃ「ちょっと抜け出す」どころじゃないぞ。おまけにイベントはオールナイト(泣)。結局、オーラスの爆音モー娘。で会場が一つになった感動的な場面を体験したのち、近くのファミレスで、朝食を摂るサラリーマンに不審な目で見られながら「アックス」用談話収録。だって杉作さん、「疲れてるときは横に座ったほうが小さい声でしゃべっても聞こえるから」って、ぴったり真横に座るんですよ。早朝男が二人、仲良く並んで座って、しかも話題はモー娘。ですよ。どうよ? 間違ってないかこの絵面…。
ところで問題の腐った原稿ですが、朝方、イベント会場で睡魔に朦朧となり、おもわず膝に抱えた鞄(原稿入り)に突っ伏してしまった途端、あまりの臭気に瞬時に胃から酸っぱいものが込み上げ、危ないところで会場をゲロ地獄に巻き込むところでした。おまけに鞄に染みついた臭いは消臭剤程度じゃ消えそうもなく、捨てるしかなさそう…。……果たしてこれでいいのか俺の人生。せっかくですから腐った原稿の写真、見てください。掲載時は白黒ですが、実物はフルカラーでキレイでしょ? ほ・ん・っ・と・に・臭いけど。
(内田クレペリン) |
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「クラゲそっくり」のカバー回り及び本文イラストが上がり、打ち合わせのため西岡千晶さんと大下さなえさんが来社。カラーのイラストは寒色系を基調とした涼しげな雰囲気。その美しさにしばし溜め息…。ハフ〜。発売に合わせて原画展をやりたいね、と盛り上がる。
話変わって、先週根本さんに会った時、突然「バッジの新作できたよ」と図案を渡された。なので根本バッジがもう一種類増え、7種類になりました。今回、極楽軍団スター名鑑より「ズッコケ・ケン太くん」を抜擢。死体とは思えぬほど爽やかな出来です(写真参照)。先の6種類と同じくイベントなどで先行発売した後、通販を開始します!(高市) |
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急遽加わった新作バッジ
「ズッコケ・ケン太くん」 |
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週末、お東陽先生の展示会に行ってきました。笑いを堪えながら、一枚いちまいじーっと「読んで」きました。あんなに笑える(哀愁漂う)原画展はなかなかお目にかかれません。読み所満載のてんこ盛りで楽しかったです。その後、映画「チェーン」が初日だったので、観に行きました。レイトショーで2回あったのですが、1回めは満席で入れなかったので、2回めで観てきました。主演の小向美奈子さんと清水厚監督の舞台挨拶を聞いた後、本編へ。いや〜、盛況でしたよ!充実、じゅうじつ。(つぴこ) |
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この三連休、足の悪いお祖母様の面倒を見るため、実家に戻っている高市ぴいこが「ごはん」の校正を手伝ってくれるというので、聖蹟桜ヶ丘まで校正紙を届けに。そのまま会社に行くと、窓を締め切ったまま幸作ちゃんが新聞を読みふけっていた。むさ苦しいのでとりあえず窓を全開! 「あ、そうだ、おみやげがあるんですよ」とごんぎつね幸作ちゃん、「漬物もらったんで食べて下さい」と木箱を出したので受け取って見ると…。こおゆうのは世間では「佃煮」っていうんだけどなぁ。漬物と佃煮の区別もつかない幸作ちゃんは「じゃ、あっしはお先に」と風のように消えて行くのだった。幸作ちゃんと入れかわりにサブがノコノコとやってくる。いつものように餌をたべると、座敷に移動してパタッと横になり一時間ほど爆睡。こんな季節、猫も疲れてんのね。(手塚) |
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「東中野の素晴らしすぎる図書館」の巻
「大発見」に続いて、辰巳ヨシヒロ氏の単行本第二弾を出せることになった。せっかくだから今回は70年代の作品のうち、今までの単行本未収録だったものを中心にセレクトしようかなと思い、国会図書館へ。「大発見」巻末リストを持参して初出誌を調べるものの、月号がまちがってたり、作品タイトルが違っていたりと不備が多いのに冷や汗。急いで作ったからなぁ、あのリスト。間違いがたくさんあると思いますが、お気付きの点がありましたら皆さんどうぞご指摘下さい。ところで、国会図書館は蔵書数では確かに最大とはいうものの、閉架式だし、資料が出てくるまで時間がかかって効率が悪い。とりあえず国会にしかないものだけチェックして、夜は東中野「マンガ文庫マガジン」へ。フツー、マンガ喫茶というと「続きものの単行本を一気に読むぞ!」という感じだがここは違って、置いてあるものの多くは青年マンガ雑誌。「プレイコミック」「ビッグコミック」「ヤングジャンプ」「ヤングマガジン」などが揃っている他、「ヤングコミック」「漫画ゴラク」「リイドコミック」「マンガストーリー」「エロトピアデラックス」などのクセのあるものも。2万冊を超える雑誌がすべて開架式で自由に読むことができるのだ。もともとは店主・浅見二郎氏が個人でコツコツと集めてきた雑誌を、保管するなら同時に公開してしまおうと思い立って昨年オープン。なんたって単行本では白土三平氏の貸本版「忍者武芸帳」「風の石丸」なんかもあったり、山松ゆうきち氏の単行本が妙に揃っていたりする。そういうこだわりを持った店主が集めに集めた雑誌群は当然、そこらのもんとはちょっと違って俺なんかにとってはタマランわけである。特に短編中心の作家の場合、皆さん「単行本になってから読めるから雑誌は買わなくてイイや」なんて考える人は意外と多い。たしかに雑誌はかさばりますけどね。でも、あらかじめ印刷を前提として制作されるマンガにとって、オリジナルっていったら初出誌ですよ。何という雑誌に、いつ掲載されたかってことが作品の内容にも関係したりしますからね。初出誌ってのはその作品が発表された時々の状況も含めて真空パックされたようなもんで、そこでしか味わえない生な感じもまたイイ。目当ての作家、作品以外の部分、初出誌だけに含まれてる雑多な「その他」情報の中にふと宝を見つける楽しさ。ふふっ。というわけでここへ行くとついつい長居をしそうになってヤバいので、「今日は辰巳さんの作品だけ調べる!」みたいにはっきり目的決めて行ってます自分の場合。場所はここ↓皆さんも是非! (バプテスマ・ヨハネ)
http://www.tfm.co.jp/tokyotopics/2002/
20020712.html |
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14日の夜はお東陽片岡先生の個展オープニングパーティ。超満員の中、東陽さんのごあいさつ、そしてCDデビューを果たした、なめだるま親方コト島本慶氏のムード歌謡ショーで会場は盛り上がり! 壁一面に展示された原画は全て売り物で、ちょっと信じられないような低価格のためか初日から売れ行き好調(早く行かないとなくなっちゃうよ!)。会場には末井昭氏、高杉弾氏、銀玉親方、井上デザインご一行、パイデザの平塚氏、久しぶりだった筑摩書房の清水編集長、エントツカメラマンの飯村昭彦氏など、昔から付き合いのある方々もみえた。上機嫌の東陽さん、珍しくロレツまわらずも笑顔で挨拶。いやあ、ホントによかった!
昨日は福満しげゆき著「まだ旅立ってもいないのに」、本日は平口広美著「新フーゾク魂3」の見本出しで浅川クン、志村クンが取次ぎへ。また、本日、初めての単行本の見本を受け取りに福満さん来社。どうかうれますように! 昼、決算書作成のため経理士さんと打ち合わせ。夕方、井上デザインの親方が「刑務所の中のごはん」のカバー、帯、表紙を仕上げてくれる。でも本文がまだ終わってない…。ああ、どうしようホントにどうしよう。一刻の猶予も無しでカーッ、ペッペッ!
オッシ、気分をかえて久しぶりに幸作ちゃんのおはなし。「えーとなんだったけ、毎年やってるあのつまんない映画、えっとえっとえーと、あ、あれあれ『クマちゃん』だよ!」「えっ、クマちゃん…?」。そうなんです『フーテンの寅さん』のことでした。腰くだけるよなぁ、まったく。(手塚) |
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ごあいさつするお東陽片岡先生を見守るなめだるま親方 |
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先日、清水厚監督作品「チェーン」の試写会に行ってきました。現在では、殆どの人が持っているであろう携帯電話にまつわるホラー映画です。あらすじは、ホテルだった廃屋できもだめしをしていた少年たちが変死。その姿は、何故か手足が折れ曲がり、目や鼻から血が吹き出し、皆、恐怖に顔が歪んでいる。事件後、原因不明の突然死が急増する。そして、事件に興味を持った(ネタに詰まっている)ミステリー作家が突然死の真相を解明すべく調査を始める。もう一つは、母親を亡くし、父親の海外赴任により弟と二人暮しをしている高校生の由里の話。そんな境遇の姉弟なので、いつでもお互い連絡がとれるように、と弟に携帯電話を持たせる。その頃、由里の周りでは、必ず当たると評判の携帯での占いメールの存在が噂にのぼる。しかし、その占いができるのは、「メールを受け取った者」限定。さて、このメールを受けた者は…?といった二つの物語がひとつになる時、謎が……。この作品は、ホラー映画好きのつぴこもおすすめします!見終わった後、監督に疑問に思った事を聞いてみると、「そのように作ってありますから」とのお言葉。うわ、まんまとしてヤラレタ!と思いました。さあ、観に行ける距離にお住まいの方、是非観よう!観た方は、ワタシと同じ「気持ち」が残るかもしれませんけどねえ〜。7月19日(土)から、シネマ下北沢でレイトショーです。初日の初回上映終了後に、主演の小向美奈子さんと清水厚監督の舞台挨拶があるそうです。詳しくはこちらのHPで。
http://www.chain-movie.jp
そして、もうひとつ気になる映画。高橋厳監督作品「八月のかりゆし」。主演は松田龍平さん、音楽プロデュースが斉藤和義さんです。とあるTV番組を観ていた時によくクチずさんでいた「歩いて帰ろう」が脳裏に再びよみがえりました。こちらは8月2日(土)より、テアトル池袋でロードショーです。楽しみだな!(つぴこ) |
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「チェーン」のチラシです。 |
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10日の夜、会社のすぐ近くの居酒屋で、唐沢俊一夫妻と井上デザインの親方が飲んでいる、というので、仕事を中断してちょっと顔出し、と思ってたんだけど、お会いするのは久しぶりだったので、二時間も居座ってしまった。11日、午前中は会社業務関係で打ち合わせ。午後、古泉智浩さんが来社され、連載について志村クンと打ち合わせ。夜、調子がスコブル悪いMac一台のため、知人が修理してくれる。私はマシーン関係が全然ダメなので、対応は浅川クンにおまかせ。結局夜の11時過ぎまでかかった。12日「刑務所の中のごはん」でイラストを依頼しているQ宅へ高市ぴいこと一緒におじゃま。赤ん坊が二人いるので追加のイラストを描き終わるまで、私とぴいこで子守り。夜、高円寺で知人と会い食事後、会社に戻る。13日4時「ごはん」の全体校正戻るも、もう一度全体校正必要になり、ああがっくり! 入稿かなり遅れそう! すいませーん!(手塚) |
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出来ました!! 根本さんの缶バッジ6種類!!! まずは本日から開催している「ナディッフ」の根本敬フェアで先行発売。そして「タコシェ」(7/19〜)、「映像夜間中学・関西ツアー」各会場(イベント情報参照)と順次販売していきます。弊社ホームページでの通販は8月中旬頃から開始予定。かなりイイ感じの出来栄えです。霊感商法ではありませんが、マヌケな事故やら災いやら悪いお化けやらから身を守る「御守り」としても効果アリ!? かもしれません。(高市) |
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根本敬バッジ出来ました |
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書店員さん向けのお話ですが、いま四苦八苦しながら単行本の一覧注文書を作り直してます。点数が増えてきたので、自分が使ってても凄く細かくて見辛いのです。作ってる本人ですらこんなん思ってる次第で、その注文書で発注してくださってる書店員さんはさぞかし…。あー、スミマセン。サボってた訳ではないです。多分。HPもリニューアルした事だし、こちらもリニューアルしようかと。ま、ここで言っとけば「やらなきゃ」という気が起きるというものですよ。ねえ?(つぴこ) |
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午後、ひょろりんと河井克夫さんが来社。おみやげにおいしい大福を持って来てくれたよ! んで、カツオちゃんだけど「いやぁ、どうやったらモテるんでしょうねぇ」といきなりボヤキが。少し前までは結婚願望も強かったんだけど、最近はそれも薄れて来たらしい…。な〜にをおっしゃいますか! これから本番を迎えるための助走に入ってるんですよ。って何の本番なんだかわからないけど(笑)。あと半年ぐらいしたらきっとヒトが迷惑するくらいブイブイ言わせてることと思いますがね。以前、呉智英先生と電話でお話していたとき「ところで河井クンはモテるのか?」という質問に「もう、モテモテのマクリンコンですよ」と答えた私の期待を裏切るようなことは許しませんぜ。ま、転んでもタダでは起きないカツオちゃんだしな、わーははははっ。
夜、刑務所に詳しい知り合いが「刑務所の中のごはん」の全体校正紙を受け取りに。この本に関わってくれた元受刑者の方々はLBの人、いわゆる長期間懲役を経験した人がほとんどで、とても面白い話を物静かににこやかに語ってくれました。また、現在66歳になる元受刑者のイラストも入ります。看板屋を経験しただけあって(エビスさんと同じなんだナ)なかなかいい味のイラストであります(依頼したらちゃんとラフを持ってきたのでエビスさんとは『月とスッポン』ぐらい違うんだナ)。というワケで乞御期待!(手塚) |
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なんかここ見てると「今日は何食ってうまかった」だのそんなんばっかだな。うんうん、良かったな。うまくてな。はぁいっ! じゃ僕もぉ、えっと〜、今日の〜僕の〜ランチはぁ〜って、違うよ!
え〜辰巳さんの「大発見」に対して色々と反響があったのでお知らせを。(浅川)
辰巳ヨシヒロ氏「大発見」、続々翻訳決定。
昨年、小社より発行された辰巳ヨシヒロ氏の「大発見」が海外で確かな反響を呼んでいる。先月6月には来日中だった米コミック作家、エイドリアン・トミーネ氏が辰巳氏を表敬訪問。世代や文化を超えたお互いの作品の共通点に意気投合した。現在28歳のトミーネ氏はマンガを描き始めた高校時代、当時カタランという出版社から英語版が翻訳されていた辰巳氏の作品を読み、何げない日常の中から確かなリアリティを浮かび上がらせて描く手法に衝撃を受けたという。
最近でこそ日本のマンガは海外でも大人気だが、80年代の段階では翻訳されていた作品はほんの少しで、セールス的にも大きな成功を得てはいなかった。その中で、辰巳氏の作品は比較的早くから翻訳され、爆発的な人気こそ得なかったものの欧米各国で着実に読者を獲得していたのである。
はじめは80年代初期、83年にフランスの出版社Artefactから作品集「ヒロシマ」が出版され、続いてスペインからも84年に単行本「jQUE
TRISTE ES LA VIDA!」が翻訳された。収録された短編はどれも70年前後に描かれた古い作品であった。スペイン版はオルタナティヴ・コミック誌「el
Vibora」の創刊当初から再録掲載されていた辰巳氏の短編をまとめたもので、この作品集が87年にはCatalan社より英語にも翻訳され、トミーネ氏はこの本を読み、「目からウロコが落ちた」という。
こうした海外での評価とは裏腹に、日本では辰巳氏の作品は長い間振り返られることはなかった。76年に文庫判として2冊が出版されて以降、「大発見」が出るまで辰巳氏のこの時期の作品群はまったく入手できなかったのだ。一方で海外での翻訳版も出版から時間が経ち軒並み絶版となっていたところ、「大発見」を見て多くの出版社からオファーが来た。結果、現在までにフランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、英語での出版が決定している。英語版はカナダのDrawn
& Quarterlyから、内容は「大発見」そのままではなく、独自のセレクションとなる予定。この企画を立てたのがほかならぬエイドリアンで、彼は「ミスター辰巳の全集を作りたい」と意欲を見せている。また単行本に先立ち、近く発売されるアンソロジー「Drawn
& Qurterly vol.5」では、短編「飼育」が翻訳掲載される。翻訳にあたってはD&Qと密な連絡を取りあい、日本でスキャニングした原稿をメールで送り、描き文字の擬音などもオリジナルの雰囲気を損ねないよう慎重に作業を進めた。翻訳や注釈についてもお互いに意見を出し合ったので、満足のいく仕上がりになったと思う。今回の掲載では、ページの開きは日本と逆で左から右へ読むスタイルになるが、単純な逆版(鏡のように左右が逆になったもの)ではなく、以前翻訳出版されたときに辰巳氏自らコマを組み換え、横書き用に吹き出しの形などを修正したバージョン。ちなみに単行本化の際は、作品はすべて日本式の読み方で収録される予定である。
欧米での現在の日本マンガ人気は、90年代初頭の「アキラ」「ドラゴンボール」のヒットなどが大きく影響している。この成功により、メジャー系の多くの日本マンガが翻訳されるようになり、大きなマーケットを作った。これはエンタテインメントとしての日本マンガの構造が世界に通用することを示したと言えるだろう。一方で、「マンガ」の定着と市場の確立が、日本マンガに親しんでいる一部の読者や作家の間に微妙な変化を呼び起こしている。「よりリアリティのある、芸術性の高いもの」「大人向けの作品」への興味である。辰巳氏が試みたような劇画、他と区別するために記せば、その後現れたいわゆる「アクション劇画」ではなく、「ルーツ劇画」、またそこから派生し、今も脈々と続く、エンタテインメントとは異なる指向性を持ったオルタナティヴ・マンガこそ、彼らの欲求を満たすものであることは間違いない。辰巳氏の作品が現在の欧米ではどのように受け入れられるか、楽しみである。(斧)
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雨でお足下の悪い中、東京の南側に営業に行きました。私はその土地に行くと、昼食はほとんど同じラーメン屋さんで食べます。その店の坦々麺は、私にとっては頬が何個落ちても足りないくらい美味しいんです!味付き卵、チャーシュー、刻みザーサイ(だと思う)、そして、胡麻の香りとコクがたまらないスープ!はう〜……。と、いう事で、今日も外回りの合間のお楽しみでお店に行ったならば、なんと、「冷やし坦々麺」が!まだ食べた事がなかったので、勿論早速食しました。冷た過ぎず、しかし決してぬるい訳ではなく、あったかい坦々麺よりベースになっているスープが口当たりあっさりめ。でも、コクはある。スープの量も温かい麺くらいの量で入ってるので、汁部分まで楽しめる。これで550円(税別)。あ〜シアワセ。(つぴこ) |
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今日は神保町へいきました。神保町は古本とカレーで有名ですが、ラーメン屋もけっこうあるのです。そのなかでも私の一押しは、「一六堂」です。書店のふくろうブックステーション向かい、東京堂を向かって左にあります。今回は6/28から始めたという新作塩ラーメンを食べました。鶏ガラベースのスープに梅干し、とろろこんぶ、きざみねぎ、白ごまのトッピングで、麺の太さは中ぐらいの縮れ麺。スープは白濁していて、あっさりめです。ちょっとしょっぱいけど、塩味に梅の酸味がきいててうまいです!このトッピングはすばらす〜。な〜んか疲れがとれる感じです。味付けたまごも追加でつけました。このたまご、味がしっかりついててうまいいんですわ。たまらんです。醤油ラーメンもうまいですよ。ただ、最近このお店ではスープの味付けをかえたそうです。以前は鶏ガラスープに豚の背油を入れていたのですが、お客さんから「いまいちパンチがない」と言われたのをきっかけに、鰹ベースで背油抜きの京うどんっぽいかんじにしたそうです。さっぱり味になってるとのこと。以前の醤油が好きだっただけに今回のモデルチェンジも気になります。神保町にはほかにも美味しい店がたくさんあります。考えただけでもよだれが…じゅる(水村) |
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一六堂はこの階段のしたです。 |
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新作塩ラーメンは、この梅がミソです。卵は追加しました。 |
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7月から8月にかけて根本さんのイベント(詳細はイベント情報参照)が立て続けにあるので、それに合わせて新作バッジを作ることになった。で、今日バッジの図案を受け取りに行ったのだが…。本日根本さんは京都の「カモガワ・ロック・フェスティバル」出演のため、3時50分新横浜発の新幹線に乗る予定。待ち合わせは2時半。ま、間に合うのかな新幹線…? と思っていたらやっぱりギリギリだった。なので私も新横浜まで電車に同乗し車内で打ち合わせ。電車は空いてたので座れてヨカッタ。そんなこんなで、直径25ミリに根本宇宙が凝縮されたバッジ6種類、間もなく発売です!(高市)
夕食:オープンサンド(いり卵、トマト、きゅうり、ウインナー)、カラ揚げ、コーンスープ、キウイ(ゼスプリゴールド)ヨーグルト ※夕食を作ったのは手塚さんです。 |
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先日の出来事ですが、外出した際に会社近くの野良猫たちがわらわら居る道(通称:ネコ道)で、いつものチャトラ(と勝手に呼んでる)に出会いました。このヒト(猫)は、普段から他のヒトたちと比べて比較的愛想のイイお方ですが、この日はすこぶる上機嫌で、なんと私に撫でられてくださいました。はう〜、かわええのう…ほう……。しばらく撫で捲っていたのですが、途中で我を取り戻し、「イイね、いいね。キミ、サイコ−だよ!」とか心の中で叫びながら、ひとり写真撮影会に突入!(これは自分を取り戻したと言えるのかは、未確認。知らない方が良い事もあるさ)猫、飼いたいよーっ!アレルギーって、どーすれば治るんでしょうねえ…ぷう……。そういえば、水村坊ちゃんの七夕飾りの話で思いだしたのですが、去年手塚さんが短冊に「血液がサラサラになりますように」と書かれたモノを目撃したらしい。これって、どうなんでしょうねえ?今年はサラサラしてるのでしょうか?(つぴこ) |
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この後、そーっと近づいて頭を小突こうとしたら振り返って寄ってきました。 |
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つぴこ、撫で捲り中! |
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カユかったみたいですね。 |
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今日は暑かったですね。食欲もなくなりますよ。だもんで、メシ喰うより麺だなと思い、浅草ROXの横にある「万豚記」で冷やし坦々麺を食べました。出てきたラーメンはちぢれ麺で、揚げたにんにくと白髪ねぎ、大葉、もやし、そぼろ状の肉がのっていました。見た目はなんかピラミッドみたいでゴージャスな感じでした。ちょっと期待して一口ふくんだら、なんとも言えないぬるさが……。冷やしじゃねーじゃんかよ!キンキンに冷えたもんが食いたかった。味もビミョーな感じ。ちょっと失敗したな〜と思いつつ食べました。でもまずくはないですよ、私には合いませんでした。やっぱ坦々麺は熱くないといけないのかも。他にもメニューはたくさんあるし冷やし以外はうまそうです。店員は親切でした。シャツにとんだ汁をとっていたら、すかさず「大丈夫ですか?これ使って下さい。」といってウェットティッシュを出してくれました。麺はぬるいけど、やさしい〜。今度は別のメニューにチャレンジしよう!ところで「ストロバヤ」というロシア料理屋が浅草2丁目15番地のあたりにあるのですがそこも評判の良いお店です。店主がNHKの番組に出たり、V6の番組でも使われたことがあるそうです。こちらもおすすめです。(水村) |
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万豚記 |
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見た目はかっこいい「冷やし坦々麺」 |
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そろそろ七夕が近くなってきました。今年は晴れると良いですね。どこかの地方では7日の夜は街の照明をおとすそうです。きっと星がたくさんみえるんだろうな。日本全国でやればいいのに。照明付け過ぎだと思います。特に新宿とか街なかは企業のネオンがまぶしすぎます。環境を破壊してるという自覚を持って欲しいです。地下鉄営団線の駅構内では笹を飾って、乗客の人が短冊に願いを書いて飾れるコーナーがあります。なかなか皆さん面白い事を書いていますね。見てると楽しいですよ。七夕の前にプラネタリウムで知識をつけるのもいいですね。ちなみに田無市の多摩六都科学館では七夕の特別投影をやっているようです。今週末はプラネタリウムに行こう!(水村)
多摩六都科学館 http://www.tamarokuto.or.jp/
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画像が良くないけど、一応、七夕の飾り。 |
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目が合わせられるようになるといいね。 |
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お昼頃から気温がグングン上昇し、編集部は蒸し風呂状態に。Mac6台がウンウンうなる中、扇風機つけてうちわでパタパタしながらお仕事お仕事。午後3時ごろ、アイスノンみたいなやつで頭を冷やしていたつぴこが「そういえば昨日東陽さんからいただいた沖縄のパインが冷蔵庫に冷やしてありますよね」だって。そうだと思い出して早速カットしてたべると、ものすごく冷たくて甘くてうまかったー!
暑い日に冷たいものを食べるという単純な行為が、こんなに感動をよぶのか、というくらいおいしかった。クーラーのきいてる部屋だったらそこまでではないだろうな、とふと思う今日この頃。いや、負け惜しみじゃなくってさ、暑さでクラクラしてる頭に、冷たくて甘いものはホントにいいよ。夕方、サブが来て窓辺に寝転んで爆睡、ただただうらやましいかぎり…。
夕食:豚肉とニンニク茎のカキ油炒め、いんげんの黒ゴマあえ、納豆、ネギと油揚の味噌汁。ガス台を使うと暑くてたまらん!(手塚) |
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青山真治監督の「月の砂漠」の試写会に行きました。仲間とともに会社を立ち上げて成功したけど、次第に家族も仲間も彼から離れていき、自分の目標は達成したけど後に残ったものは何だったのかと苦悩する男の話でした。主演は三上博史で、とよた真帆、柏原収史らが出演しています。三上博史はかっこよかったです。作品で使われる音も効果的で、暗い雰囲気がよかったです。自分の目標とか、それを達成した後のこと、自分にとっての家族とは、本当に大切なものって、とかいろいろ考えさせられる映画でした。これはなかなかおすすめです。9月6日よりテアトル池袋にてロードショーです。(水村) |
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【お東陽片岡先生からのお知らせ】
この度生まれて初めて個展をやることになりました(7/14)。名目は「住民税&国民保険料完納フェア」としてイラスト原画の販売を行いますが、もちろん皆様も貧乏人であることは承知しておりますので、見にこられるだけでも大歓迎致します。幾日かは会場で卓袱台を出して仕事をする予定ですので、ま、あの、お気軽に観察してゆくのも楽しいかと思われます。初日はホッピーが出ます! そして島本慶なめだるま親方の新曲発表会もあわせて催しますので、皆様お誘い合わせのうえ、ふるって御来場下さいますようお願い申し上げます。(イベントは無事終了しました。皆様ありがとうございました。) |
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しりあがり寿氏に戴いた掛軸 |
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効力大の魔除絵 |
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ゴージャスな熊手! |
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受け付嬢多数 |
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