只今お問合せがザックリ増加中の『大地獄城・血だるま力士』。大変お待たせしております。平田ファンならば既にご存知、「大地獄城」（69年）は、61年に発表された「復讐つんではくずし」（単行本は現在ラピュータ刊）のリメイク版。あんなの、いっそ殺してくださいと思います。復讐は恐いね。そして、さわやかさが微塵も存在しない素晴らしくオモチロイスポーツ漫画「血だるま力士」（75年）。さらに、ラッシャー木村も本田多聞もあの頭突きにはかなうまい！「頭突き無双」（76年）と、血はボコボコに沸き肉は夜業してでも踊りまくる華麗なラインナップにてお届け致します。　…と、散々あおっておいて2月16日頃発売！　こちらも流通事情により翌週あたりの入荷となる書店さんもございますので、そのへんはよしなに願います。（つぴこ）

　18日午後、つっちーの日記通り、お東陽片岡先生とダーティ工藤監督、そしてお東陽先生のファンサイト管理人のスズキ氏が来社。工藤監督が今年お東陽先生主演の60分映画を制作のため、会社で軽く打ち合わせ。その後喫茶店に移動したが、会社のビルを出ると目の前に弁財天があるので、そこで映画のヒット祈願。あまりにも濃い面子に弁天様もさぞや驚いたことだろう。
　19日夜、株主の新年会で荒木町の以志久へ。株主さんと印刷所＆会計士の方々に社員で15名。後半、鍋が余ってるってことですぐそばに住んでいるお東陽先生を呼び出し計16名に。11時もまわったころで解散し、約半数がお東陽先生いきつけのスナック「千々石」へ。末井昭さん、南伸坊さん、林静一さん、大場Ｑちゃん、私と高市とつっちーと水村クン、それにお東陽先生のメンバーで3時半まで！　去年大腸ガンの手術をしたとは思えないほど歌いこむ末井さん、小林旭のモノマネで店を沸かす南さん、まるでホテルのディナーショーのように振舞う林さん、おムード歌謡全開のお東陽先生…、もう面白すぎてハラが痛い！　お酒ガンガン飲んでいるのに皆さんホントにお元気。こちとらストレス解消しすぎてバカになってしまったよ。
　21日夕方より第八回マンガ評論新人賞の最終銓衡会に浅川クンと。呉智英さんも村上知彦さんも多忙のため日帰りしたい、とのことだったので、すぐに新幹線に乗れるよう東京駅八重洲地下街の飲み屋の個室を借りた。米沢さんが亡くなられたので、今後の銓衡委員や応募作品規定の見直しなども含め話しあいも行われた。結果は次号アックスにて。んでもって会議の後は楽しい雑談。雑談っていったっていろんな情報を聞くことも出来てとっても面白いのだけれど、残念ながら公にはできず。あぁもったいない。
　22日、百田千峰ちゃんからお餅が届いた。パッケージに千峰ちゃんのイラストが使用されている。以前もびわ茶のパッケージに使用されたこともあった。何でも以前著作権フリーのイラストの仕事をしたときに描いたものだとか。今度はちゃんと契約が取れるといいね！
　午後、印刷所の宮ちゃんが「社長からのプレゼントですよ」と、バランスボールを届けてくれた。そういや19日の新年会の時に、社長さんがバランスボールの良さを力説されていた。「でも高いしね〜」という意見に「じゃ、会社にひとつプレゼントしてあげるよ」とおっしゃたことを覚えくれてたらしく、それで高級バランスボールが我が社にやってきた、というワケ。これがね、やってみるとなかなか気持ちいい、でも思わぬところの筋肉を使うらしく足や腕がプルプル。あっというまに汗かいた。これは大変結構な品を頂きました！　どうもありがとうございます。
　ところで「納豆でやせる」はどうやらウソだったみたいね。これまでにヨーグルトだの林檎だの酢だのニガリだのココアだのといろいろやってるけど、結局カロリーを減らして運動する、てーのが一番いいのは誰もが分かってること。でもそれは面倒だからもっと楽な方法で、つーところにつけこむのがダイエット商法の基本だから。でも世の中苦労と努力が面倒という人が圧倒的に多いので、これに懲りるってことはないだろうな、と思う。ま、今回一番やせる思いをするのは納豆業界の方々だろう。しかしこれで食べたいときにいつでも買えるという普通の状態に戻ったので、納豆好きとしては一安心、つーこと。（手塚）

　「原稿を送りました」と連絡いただいた盛岡在住の菅野修氏曰く「正月に雪が降らないなんて前代未聞ですよ。全然積もっていないんですよねぇ」ですと。やはり暖冬か…。この先大型のエルニーニョがまた来ると予想されているらしいので、今年の夏は猛暑かもなぁ、と冬なのに夏を心配する今日この頃…。
　12日昼、1月新刊、福満しげゆき氏の「やっぱり心の旅だよ」と井口真吾氏の「改訂版・Ｚ-CHAN」の取次見本で志村クン、水村クン取次へ。夜、荒木町の某飲み屋で「根本みうら」計画の決起集会。同年代でガロから出発し、ガロのＡ面Ｂ面として「でもやるんだよ」と、ここまで力強く生きのびてきたお二人の単行本爆弾企画いよいよ開始！　褌をキュッと引き締めて粛々と進行させていただきます。
　15日午後、高室弓生氏が「ニタイとキナナ」に続く作品集第二弾「縄文物語」の打ち合わせのため来社。連載時ボツをくらったネタも描き下ろしでググッと挿入、また単行本未収録短編もこれまた挿入の予定。グヘヘ！
　16日は来客多し。印刷会社営業の宮ちゃん、銀行さん、そしてバイトを終えてそのまま来た後藤友香ちゃん、斎藤裕之介さん、田中六大さん、高松からは20頁の新作を携えてコマツシンヤさん、そして「うるし部」単行本打ちあわせで堀道広さんと続々来社でお茶出しのためポットも大忙し！　夜、テリー・ジョンスン御大の事務所に打ち合わせにでかけた志村記者（テリー氏命名）が、お土産にと四谷の和菓子屋「坂本屋」でカステラを買った際にカステラの切り落としを貰ってきたので皆で試食。やっぱりここのカステラはウマイぞ、オイッ！
　17日、昨日に引き続きアックスマンガ新人賞の最終選考作品のネームを高市ぴこりと打ったんだけど、やはり描き慣れていないせいか全体的にフキダシが小さい！　全然入らないよー、とブツブツいいながらとにかく打ちまくって肩は凝るわ腰は痛いわ…。でも頑張って本日も晩ご飯飯作り。最近メニューを全然発表してなかったので久々にオカズの発表だよ。昨日の晩ご飯の残りの「牛肉とごぼうと糸コンニャク煮」、そして「カブ・ジャガイモ・空豆・ベーコンのバターコンソメ煮」かくし味で醤油を少々。それにつっちーの田舎から送られてきた漬物三種、カブの葉と豆腐のみそ汁。デザートはいただきものの林檎と柚子で「柚子林檎」。この作り方はスライスした柚子と林檎をタッパーに入れ、砂糖をふりかけて良く混ぜ、冷蔵庫で２・３時間置く。これがね、ヒジョーにウマイのよ。私は林檎はあまり好きではないんだけど（食感が段ボール噛んでるみたいなので）、柚子林檎は大大大好き！　食事の後打ち合わせで雨の中9時に千駄ケ谷へ。本日も帰りは遅くなりそう…。（手塚）

　今年は正月休み明け、いきなり連休というラッキーな年だったので、連休中やっと自分の家の大掃除。暮れに会社の掃除、正月早々実家の大掃除、そして正月明け最初の日曜日が自分の家の大掃除、つースケジュールがこのところ恒例になっているので、去年サボりにサボっていたお風呂の掃除に力をいれてみた。
　タイルのメジや湯アカがなかなかとれなくてねぇ。いろんな掃除道具や薬品を試してはみたものの、宣伝文句通りにキレイになった試しなし！　ところが、東急ハンズで悩みに悩んで買ったゴム粒子付ブラシが大活躍。これでメジをごしごしこすったら、完璧でないにしても今迄で一番キレイになった。信じられねーっ！　また、しつこい湯アカも「激落ちくん」というスポンジとキンチョーの台所用洗剤「ティンクルーお酢成分だから！」で見事に落ちた。すっげー！　カビキラーとか話題のクエン酸とか使っても全然落ちなかったのになぁ。引っ越してきた当時、風呂の水道管が錆びていたらしく赤錆色の水が出ていた。大家さんが即効で直してくれたのだけれど、何日かの赤錆水でうすら茶色くなった浴槽（どうやっても消えなかった）が気になっていたんだよね。これも激落ちくんとティンクルで消えた！　やっぱお酢の力はスゴイわ！
　さて、連休も明けた9日、午後井上デザインの井上親方が函館のお土産をもってきてくれたところへまどの一哉氏が新作を持って来社。以前同じ会社の雑誌のデザインの仕事をされていたこともあってしばし雑談。井上親方と入れ替わるようにして三本美治氏が写真撮影のため来社。カメラマンは志村クン。ドイツ三本に変身した姿を見たまどの氏曰く「面白いけどでもやっぱりカッコイイ！」
　10日はマンガ新人賞の編集部内選考会。今年は数も多かったけど去年よりレベルはよく、最終選考に残す本数も多くまずまずだ。選考会で頭がシビレてしまったので、夕飯は全員でひっさしぶりに近所の安くて旨い焼き肉屋「からい屋」へ。私は子供の頃から肉が苦手なので、チジミやナムル、トッポギを。皆はもちろん肉をバクバクバクッ！　美味しそうに食べているのをみるとこちらまでシアワセ〜な気分に。
　11日、午前中編集部入口のマットを買いに東急ハンズに寄ってから出社。午後から銀行さん、会計士さん、シマトラ、田中六大さんと、立て続けに来客あり。シマトラは最終話までの３話分の下描きを持って打ちあわせ。ラストまで綿密に考え抜かれた構成にあらためて感嘆！　単行本編集が待ち遠しい。
　夕方、夕飯の買いだしに近所のスーパー三徳へ行くと、納豆売り場がガラリンコンとなっていた。そこに「あるある大辞典の反響によりメーカーの対応が間に合わず未入荷となっております」の張り紙が。え〜っ、今夜はアットーテキに納豆が食べたかったのになぁ〜。社員情報によると『納豆で痩せる』つー特集をやったらしいじゃないの。…あのね、そんな急に食べたって絶対に痩せないって。こんなに納豆好きの私が一向に痩せないんだからさ。もう納豆好きには大迷惑でちょっとご立腹よ、ケッ。治りかけた風邪がぶり返してきた気配があるので、夕飯たべたら今日は早く帰ろうっと。（手塚）

　あけましておめでとうございます！　我が社も今年10月で10周年を迎えることとなりました。これも一重に皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
　本日はお正月恒例の香田さんの誕生日会で夜阿佐ケ谷に行く予定なんだけど、この日は長井さんの命日でもあるので、拝んだり祝ったりで、ま、お酒もすすむワケです。香田さんは去年9月に肺ガンの手術をしたので相変わらず禁煙状態だけど「お酒までやめられないわよ、アタシは…」とばかりにお正月から飛ばします。毎年香田さんの家でスキヤキパーティでしたが、術後ってこともあり、大事をとって今年は阿佐ケ谷南にある「錦天」さんのお世話になることにしました。「錦天」さんは天麩羅の専門店で、昔長井さんと香田さんが毎晩のように飲みに行っていたお店で、ダンナさんとも奥さん、息子さんとも顔なじみなので、ゆったりと飲めるわけ ですね、ハイ。というワケで年明け早々から飲む話になってしまいましたが、今年最初の大仕事はまず「アックスマンガ新人賞」の編集部内選考。去年の日記にも書きましたが今回は応募数がヒジョーに多いので、結構期待しています、ワクワク…。（手塚）