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編集部だより
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                  <td width= 2003年11月28日 pagetop

 25日、只今アックスの校了前。次号に久々登場の鷹羽正臣氏に電話。近況を尋ねると、最近マックを購入したので映画を作ってみたとの事。映画!? 何じゃそりゃ? というわけで、26日の午後、鷹羽さんがビデオを持って来社。ひとしきり雑談した後、ビデオを見せてもらう。で、その映画ってのは、ブルース・リ−に扮した鷹羽さんが河原でダラダラとカンフー技をきめてる映像に、「アチョーアチョー」というアフレコ(最初、変な動物の奇声かと思った…)をつけただけのカンフー映画(?)『炎の猛虎』と、同じ場所で今度はカウボーイに扮した鷹羽さんがひたすら二挺拳銃で打ちまくっている映像に、「バキューンバキューン」というアフレコをつけただけの西部劇(?)『THE・大西部』の二本立てで、両方とも鷹羽さんのへっぽこアクションの合間に、何かの映画から取った悪人がやられてる場面を挿入し、「痛ぇ、痛ぇよー」というアフレコをつけてあたかも鷹羽ブルース・リ−&カウボーイが倒したかのごとく…見えなくもないように仕立てられているのだが…、ほとんど引きで撮っているため迫力ゼロ! 鷹羽さん曰く“中学生が文化祭の為に撮ったダメ映画”を狙い、狙い通りイイ塩梅のダメさに仕上がったそうだ。いやはや予想以上にバカバカしくトホホ感溢れるゆるゆる映画で笑わせてもらいました。次は“女ブルース・リ−”を撮りたいと更なるビジョンを語る鷹羽さんですが、昨晩はカラオケ・ボックスで『鷹羽正臣 カラオケ・シャンソン・リサイタル』を開催し、それも録画したって一体何やってんだ!? アホかー! 
 その日の夕方、新刊『この世の終りへの旅』の青焼き校正で西岡兄妹のお二人が来社。アックスの原稿と新作バッジの図案、タワーレコードで展示するポストカードなど受け取る。ポストカードは歴代の個展DMや宣伝美術を担当したお芝居のDMなどなど、古いものから最新のものまで、なんと70種類もあった(本当はもっとあるはず!)。これを全部展示したら壮観だろうなー。中には過去にポストカード・コンテストに出品して入賞したものとか、名古屋のパン屋さんのオープンDMだとか、あまり知られていない貴重なものも。12月14日から展示が始まりますのでぜひぜひタワーレコード新宿店へ足をお運び下さい。12月23日のサイン会もぜひ!!(高市)
川から水の気を取り入れ… 川から水の気を取り入れ…
「アチョー!」 「アチョー!」と技を繰り出す。最初はブルース・リーだったが、いつの間にか関根勤に変っていたとか。
愛馬と共に… 愛馬と共に…。なんかダッチワイフっぽい馬ですね。
終り頃になるとピストルの扱いが上手くなってた 終り頃になるとピストルの扱いが上手くなってた。

志村 2003年11月25日 pagetop

 11月22日にクラブ美學校スペシャル「新・中学生日記3」発売記念会が神田の美学校で行われ、水村くんと参加してきました。久住昌之、卓也のQBBのお二人の中学時代のヘボヘボな体験に基づいた中学生話や今回の「新・中学生日記3」の制作裏話等々に会場は爆笑の連続でした。実は今回の単行本のマンガは大幅に加筆されていて、まるごと描き直した話も沢山あります。「アックス」「朝日中学生ウィークリー」のバックナンバーをお持ちの方は単行本と見比べてみると、また面白いですよ。会に参加された単行本の「ヘボヘボ掲示板」採用者、マンガの素材提供者から採用された話の詳しいエピソードが聞けて、これがまたとても面白く、いつまでも笑いの絶えない会でした。誰でも通ってきた、大人でもなく子供でもない中途半端でヘボいエピソード満載で、しかも今回は恋愛もあってますますハズかしい「新・中学生日記3」を是非読んでみて下さい。(し)

Q.B.B.1枚目 爆笑エピソードを披露するQ.B.B.(右・久住昌之、左・久住卓也)のお二人
Q.B.B.2枚目  
Q.B.B.3枚目  

志村 2003年11月21日 pagetop

 鳩山郁子さんがアックス35号の近況でもお知らせしていたエフェメラ・マーケット2003winter(小出由紀子事務所+月兎社+鳩山郁子/@spangle+勝本みつる/ろかにわ)に土舘さんと行ってきました。現在アックスで連載中の「インスレーター・トゥリー・ストーリー」で重要なモノとして出てくる碍子のミニ図鑑的アコーディオン型新作豆本をはじめとして、新作絵はがきやエッチング、そして碍子そのものも販売。さらに勝本みつるさんの作品や小出由起子さんがアメリカで購入されたボタン等のグッツ、そしてスノードーム、マーブル玉等々…、キレイなものばかりがズラリと並べてあり、ひとつひとつじっくり見てると時間を忘れてしまいそうになる品ぞろえでした。で、じーっと見ているうちにお客さんが沢山訪れて来て、気がつくと男は自分一人だけ、あらイヤンとツッチーさんとその場を失礼して、事務所の入っているビル(昭和6年建築、国の登録有形文化財)の中を各階から地下まで通っているという郵便ポストを見学しながら帰りました。(し)

碍子と鳩山さんの切り絵 碍子と鳩山さんの切り絵
ビー玉など ビー玉など
スノードーム スノードーム
アックスも売ってます

アックスも売ってます

 


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                  <td width= 2003年11月19日 pagetop

 アヤ井アキコさんの個展オープニング・パーティーに志村さんと出掛ける。個展を開くのは約3年ぶりというアヤ井さんですが、今回は「エンターテイメントであり、なおかつソウルに触れる作品とは?」をテーマに、初めて言葉を添えたイラストにチャレンジしたとのこと。アヤ井さんが描く女性は皆イイ体をしていて、とくにぷりっとした尻がタマランのですが、その弾けた肉体のキャラ達に現在のアヤ井さんの心境を思わせる言葉が添えられたことで、「肉体+心の解放!」といった印象をシャンパンで酔っ払いつつぷりっとした尻を眺めつつ受けました。会場には原口健一郎さん、本秀康さん、プレスポップ・峰岸さんらの姿も。その後二次会に席を移し11時過ぎに解散。帰り道、家が近所(といっても一駅分。でも歩いて行ける距離)の本さんの家にお邪魔して、ゲーム・キューブで遊ばせてもらう。今自分が持ってるゲームは、スーファミとプレステ1とゲームボーイカラーだけで、最近はつぴこに借りっぱなしのポケモン(ゲームボーイ版)くらいしかやってないので、最新の3D画像を42インチの大画面で見てコーフン! しかし3D画像とボタンが一杯あって複雑なコントローラーに慣れてない、ゲーム原始人の私には操作が難しく、マリオやリンク(ゼルダの伝説)を動かすとまるで酔っ払いか頭の弱い人みたい…。でも、自分の頭と体が分離してしまったような変な感覚が結構面白くて、ちょっと寄ってすぐ帰るつもりだったのに、すっかり夢中になってしまい気づいたらもう1時半!! げげっ。本さん、遅くまでお邪魔してすみませんでした。(高市)
アヤ井アキコさん いつもキレイで色っぽいアヤ井アキコさん。今回の個展で新境地が開けた!?今後のアヤ井さんに注目!
土舘   pagetop
 ヴィレッジヴァンガード下北沢店さんの丸尾末広氏コーナーが先日から新しくなりました。「みどりちゃん度」が更にグレードもスケールもアップしているので、お近くの方は是非行ってみてください。店員さんの手書きポップもグ−です。少女椿フィギュアも買えます。
 今、今月下旬発売の『新・中学生日記3』と『うすバカ二輪伝』の書店さん用販促物を作成中です。手作りです。(でも、マックは使ってます。)新刊販促物セット(A4サイズポスター、ポップ等)をご希望の書店様は、郵便番号・住所・電話番号・ご担当様のお名前を入れてこのHPにメールください。(つぴこ)
コーナー コーナーが大き過ぎて全体像が入りきれません!
おかえりみどりチャン ナイスなポップ。「おかえりみどりチャン」のコメント入り

水村 2003年11月17日 pagetop

 先週の土曜日に東京国際展示場で開催されたデザインフェスタに行ってきました。自作の絵や写真の展示、オリジナルの帽子や洋服、アクセサリーを売る人、訳のわからないオブジェを飾る人いろんなアーティストが集まり熱気むんむんで面白かったです。われらが杉山氏も出店しており、作品のクオリティー高さから会場でもひときわ目立っておりました。ポストカードやフィギュアの販売、漫画の展示などしていました。アックスでは見られないカラーの絵には感動しました。微妙な色合いが渋くていいんですよ。前から気になっていた「やすあき」キーホルダーも購入できて嬉しかったです。あの歪んだ顔がたまらんです。さっそく自宅の鍵につけてほくほくの気分でした。
アトリエプー展示 アトリエプーの杉山さんの展示です。ポストカードかっこいいです。コンプリートしたくなってしまいます。
スッギー 杉山氏
客 お客さんが結構入っているようです
刺し子 これだと分かりにくいですが実物は渋いです
ハンカチ工房 綺麗なレイアウトです
 気になるブースが沢山あって今回は全部回りきれないほどでした。「いぬはりこ」さんのブースでは、刺し子で模様を付けた渋いTシャツやマフラーを売っていました。1枚つくるのにすごく時間がかかるらしく、手縫いの上品な仕上がりは芸術作品です。さっそくマフラーを付けていろんなブースをまわると、「何かやってるひと?」とアーティストと間違われるくらいでした。普段小汚い私もマフラー一つでアーティストに。「いぬはりこ」さんありがとう。「ハンカチ工房」ではとてもかわいいハンカチが売っていました。ステンシルで上と下の生地に模様を描き、糸でアクセントを付け立体的な絵を作っていて、使うのがもったいないといった感じです。お店の飾り付けもかわいくて、見ていて楽しかったです。「まめふたつぶ。」では絵の展示や絵本など置いていました。空気ネコさんとGREENSHEEPさんのユニットです。空気ネコさんはかわいらしくてほのぼのした絵をかいていて、連作絵本(HPで閲覧可能)が胸キュンものでとてもいいです。GREENSHEEPさんはかわいらしいんだけどちょっと怖い絵を描いていました。展示してあった絵本は心の深淵を覗く様な感じで怖かったです。この方達のホームページは必見です。デザインフェスタははずれの時もあるけれど、今回はほんとーに充実してました。行ってよかったです。(水村)
「いぬはりこ」さんのHP(工事中のようですが)
http://www.geocities.co.jp/Milano-Kotto/1657/
「ハンカチ工房」さんのHP
http://www001.upp.so-net.ne.jp/yellowhouse/
「空気ネコ」さんのHP
http://www5e.biglobe.ne.jp/~aircat/index.html
「GREENSHEEP」さんのHP
http://www.ne.jp/asahi/greensheep/asylum/index.html

手塚 2003年11月13日 pagetop

 11日、横浜にある美術短大でマンガ学科の講師をされているしりあがり寿さんからお声がかかり、本日ゲスト講師?としてお話をする。去年も一度やったんだけど、120人の学生を前にすると緊張するよなぁ。でもここの学生は熱心で、無駄話などせずに熱心に聞いてくれるので、シリ滅裂ながらもつい熱が入ってしまう。授業が終わったあと、しりあがりさんと学生14人と一緒に食事。いろんな質問をされたりしてすごく楽しかった。若い人達に囲まれると元気がでる。
 12日午後、丸尾末広さん宅へ限定版の打ち合わせ。やっと付録(今度は三大付録だ!)もほぼ決まりホッとする。ところで丸尾さんは最近ブルーベリーを積極的に食べているという。細かい絵柄なのでどうしても目がかすんでしまうらしく、巷で噂のブルーベリー関係食品を試してみたら、目の状態が少し改善されたらしい。ワタシも食べてみようかなぁ。小さい字なんかもう全然読めないもんね。会社に戻る途中、神保町へ寄り、古書センター内にあるアベノスタンプと、すずらん通りの中国書籍専門の内山書店に資料探しに行く。楽しくてついつい時の経つのも忘れてしまった。(手塚)

土舘 2003年11月11日 pagetop

 昨日『デッドロック』の試写会に行ってきました。ウォルター・ヒル監督の作品を観たのは、記憶にある限りでは『48時間』以来でした。刑務所ボクシングでした。(女性も出てます。ちょっとだけ。)刑務所内で無敗を誇る囚人(殺人罪)、モンロー・ハッチェン(ウェズリ−・スナイプス)と、レイプ罪で刑務所に収容された元ヘビー級チャンピオン、ジョージ・"アイスマン"・チェンバース(ヴィング・レイムス)の熱き男たちの戦いを描いた作品です。花輪さんの『刑務所の中』はゆるやかに時間が流れて、妙なしあわせ感(春雨スープとかアルフォートとか)を思う作品でしたが、こちらはとにかく「熱い」。しかし、登場してる人物も熱くなりがちと思いきや、モンローは割と(表面上は?)クールなので、暑苦しさは全く感じられませんでした。音楽がストリートぽいラップであったのもプラスしてのことか、感じられた印象はとてもクール!でした。で、ちょっと面白い仕掛けもあったりして…。ボクシングとか興味の薄い私も、話が進行するに連れグッと引き込まれていました。ウェズリ−・スナイプスは、以前『ブレイド』を観てからグッとくる役者さんの一人だったので、またカッコイイお姿を見れて嬉しいというのもあったのですが。12月20日(土)より、新宿ジョイシネマ3と銀座シネパトスでロードショーだそうです。絶対に臨場感ある大画面でみた方がいいです。
 そして、面白そうな情報を入手したので御紹介。おしぐちたかし氏が製作して、まんがの森さんで配付している小冊子のインタビューが単行本で発売されるそうです。タイトルは『漫画魂(スピリット)』。(白夜書房刊/本体1800円+税/12月6日発売)こちらの発売を記念してのトークショーもあるとのこと。夏目房之介氏、「ぱふ」編集長の竹内哲夫氏、「季刊エス」編集長の天野昌直氏、そして著者のおしぐちたかし氏。漫画好きにはたまらんです。トークショーは、本の発売日12月6日で100名様までだそうです。これは行かねばでしょう!(つぴこ)

手塚 2003年11月8日 pagetop

 土曜日につき午後出社。しばらく掃除をしていなかったので、おサルの高市ぴいこと二人で掃除。掃除機かけて便所磨いて台所磨いて、あちこちをフキフキして汗をかく。きれいになった直後、営業のつぴこ、それにサブが出社。掃除はわりと好きなので苦にならない。私は規定を無視した変則的見開き断ち切り原稿の縮小率などを出すのが苦手なので、そういうことは志村クンにやってもらい、交換条件として私が便所掃除をすることにしている。こないだ随分やってもらったのに便所掃除をしていなかったので、ちょっとホッとする。夜、シマトラから次号掲載予定のラフがファクスで届く。いよいよ年末進行に突入。(手塚)

手塚 2003年11月7日 pagetop

 朝から会社経営に関する書類を書く。だいたい企画書だの事業計画だのといった形式張った書類を書くのがものすご〜く苦手で大っ嫌いなんだよ〜〜ん! んなこたぁ口頭で充分じゃねーかよ、とかブツブツ文句をいいながら渋々書くがすぐに飽きてしまう、あーヤダヤダ。書類を書くのがトクイな人がうらやましい。それからプロフィールっていうやつ、あれも面倒クサイ。何年に小学校に入学しただの、何年にどこどこに就職したとか、そんなこたぁいちいち覚えちゃいないんだもの。個人のHPを見ると中には「ワタクシ、ことのほか自分が大好きであります!」といわんばかりにみっちりと書き込んでいる人がいるけど、そのパワーには恐れ入ってしまう。私は数字にかかわる記憶があいまいで、どういうワケかよく自分の年齢をひとつ多く書き間違えたりして、社員に注意される。しっかし面倒だ。今はそんなこと考えたくもない、昔のことほじくり返すなんてチマチマチマチマうざったいんだよ、カーッ! とつい暴言をはいたりしてしまうので、これまた社員に笑われてしまう。やっぱりダメ人間なのかもなぁ。
 朝から佐伯俊男氏宅に行っていた浅川クン、夜9時に帰社。佐伯氏のご自宅はとても遠く、乗り継ぎがうまくいけば3時間、タイミングが悪いと4時間、…あ、これ片道の所要時間ね。そんなことでやはり丸一日仕事。ご苦労さん! そんでもって日曜日には同じぐらい時間のかかる平田弘氏宅で打ち合わせ予定の浅川クンなのであります。(手塚)

手塚 2003年11月6日 pagetop

 5日、12月の新刊を控える福満しげゆき氏が、カバーイラストを仕上げて来社。志村クンと一緒に装丁担当の井上デザインに打ち合わせに出向く。午後2時、11月新刊予定のQBB「新中学生日記3」の本文及びカバーと東陽氏の「うすバカ二輪伝」カバーの校正上がる。どちらも良い出来! どうかバカ売れしますように。 夕方遅く、引っ越し通知がとどいた松本充代さんと電話で内緒話。ちょっといい企画が進みそうな気配、次の打ち合わせが楽しみだ、ふふふ。日も落ちて窓をしめようとしたらサブが入ってくる。最近我が社のカーペットで爪磨ぎのクセがついてしまったらしく、ガリガリとやっていた。相変わらず気ままでうらやましい。6日、夕方お東陽先生と一緒に印刷所へ最後の出張校正に行く。これで作業は全て終了! 帰り、神保町はすずらん通りにある超庶民的酒処、浅野屋で祝杯!
 丸尾末広氏の公式ホームページが開設されました! 当HPのリンクコーナーからも飛べますが、とりあえずURLは下記の通りです。 まだ出来立てのホヤホヤで、工事中のところもありますが、徐々に仕上げて行くそうです。さっそくブックマークに追加しよう! 取り急ぎお知らせです。(手塚)
土舘   pagetop
 現在タワーレコード新宿店さんの10階書籍コーナーに丸尾末広氏のコーナーが出来ています。みどりちゃんの看板、もの凄い迫力です!美しいです!イタリア語版なんかの本も購入出来ます。今はちょっと品薄とのことですが、注文中だそうです。私は今、改訂前のと見比べて感動することに忙しい日々です。(つぴこ)
看板写真 Oチーフに断って盗撮?に成功した看板写真がコチラです

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                  <td width= 2003年11月3日 pagetop

 ここ最近の出来事など。28日、先週上がった西岡兄妹12月の新刊「この世の終りへの旅」のカバー画を届けに、装丁をお願いしているミルキィ・イソベさんのスタジオ・パラボリカへ。ミルキィさんは千晶さんのカラー原画を見て「うわー! きれい!!!」としばし目が釘付けになる。細部まで丁寧に描き込まれた千晶さんのイラストは、想像力が刺激され一枚の絵から物語が次々と溢れだしてくる。しかし、確かにきれいだし可愛いのだが、実はものすご〜く恐い世界が描かれているんじゃないか!? と、ミルキィさんと私は恐怖にうち震える。ブルブル。この日、ある目的がありカメラを持参したのだが果たせず。29日、根本さんと新刊「命名 −千摺と書いてたろうと読む−」の打ち合わせ。のはずが身の回りの因果話などに時間を費やす。そして「金があり社会的に成功しているキ○ガイは強い!」と改めて確信した。で、肝心の単行本ですが、カバーはフランスのアナーキー芸術家集団「ル・デルニエ・クリ」の親分パキート・ボリノ氏に依頼し既に出来上がり済み。あとはカバーのサイズに合わせて本文を描き下ろすだけ! なのでもうしばらくお待ち下さいませ。30日、「この世の終りへの旅」の画像データを届けにパラボリカへ。今日もカメラを持参。実はパラボリカのスタッフ安倍さんが、ここ最近子猫を連れてきているのだ! なんでもご自宅の前に捨てられていたとかで、既に4匹の猫と暮らしている安倍さんは、今月半ば頃に伺った時は里親募集中だった。「名前を付けると情が湧いてしまうから付けてないんです」と、毛の色で「濃い」「薄い」と呼んでいたのだが、今ではちゃんと名前も付いていて(配達系国産バイクの名前。バイクに疎いので覚えられなかった…)ほぼ安倍家に引き取られることになりそうな気配。私の家はアパートなので猫は飼えないから、ここぞとばかりに触りまくる。あまりの可愛さにデレデレになってしまった。ミルキィさんも猫を2匹飼っている大の猫好き。画像データをチェックした後、猫話で盛り上がる。いやしかし、こうして日記をまとめて書いていると、なんだか夏休み最後の日にたまった宿題をあせってやっているような気分。大人なのに。(高市)

無理矢理起こしたが 無理矢理起こしたがまた寝てしまった。
生後数週間にしてWEBデビュー! やっと起きたところをパチリ。
生後数週間にしてWEBデビュー!
キリリとした表情でなかなかの男前だ。

手塚 2003年11月1日 pagetop

 10月26日「THIS IS 杉浦茂ーMESSAGE FROM 杉浦小僧」展を見に渋谷へ。プラスティックのような特殊なものに印刷されたそれぞれの絵がロールカーテンのように天井から下がっていた。発色がきれいだ。ピコピコの人形も面白かった。でもカタログ的雑誌が2500円もしたのには驚いた。高っけー!と思いつつも一冊購入。本文用紙固すぎて開いて読むのに苦労する。その足で原宿プラネットに向かい「秋の工作展」を見に行く。テーマは「歯車」と「ケーキ」。手動の作品もあって、勝手に動かせて楽しかった。
 28日雨、先週金曜日、ついに風邪が悪化して休んでしまったけど、休ませてもらったおかげであっという間に回復した、と思ってたら、昨日からどうもお腹がイタイ。風邪が腹に来たのかなぁ。さらに、お東陽片岡先生、月末により通常の連載締め切りのピークを迎えているため、単行本「うすバカ二輪伝」の作業まったく手付かずのまま。本文入校は31日、カバー周り入校が4日というスケジュールなのにこれではどうしようもない。印刷所及びデザイナーの井上氏と相談の上、最悪の中でも最善の進行を考える。12月発売予定の西岡兄妹の新刊のカバーイラストはすでに上がってきてしまっているのに…。担当の高市に「千晶ちゃんのカバーイラスト、東陽さんの新刊に使わせてちょーだい」とつい冗談をいってしまう。でも本気でちょっとやってみたい気もした。
 29日、朝ジャスラックに行った帰り、代々木上原駅前のK書店で赤瀬川原平さんの新刊文庫「ゼロ発信」を購入。K書店は駅前の小さな個人商店だが、棚揃えを見るとご主人がホントに本が好きな人なんだな、というのが感じられる居心地いい書店だ。我が社の本も少し置いてもらっている。
 31日、東陽さん夕方から一部入校の原稿チェック。横にはすでに印刷所の営業のお姉さんがピタリとついている。この日やっと単行本の台割が確定。信じられない進行だ! 
 11月1日、調べもので朝から国会図書館へ。改装中で雑誌閲覧の場所が1階に移動していた。待ち時間につい寝てしまい、体に鉛がはいったようにだるくなる。昼食は食堂でかき揚げ重、相変わらずマズイ。喫茶店と食堂が禁煙になってしまっていたので、食後の一服は2階に設置された喫煙室で。しかし一回の閲覧に30分も待たされるのには毎度ながら辟易する。雑誌などせめて一度に一年分閲覧できるようにならないもんだろうか。四冊ぐらいポロリと出されてまた最初から閲覧手続では時間がもったいない。国会図書館を出るとちょっと前に雷に打たれて壊れた国会議事堂のてっぺん、まだ補修中だった。夕方、志村クン、東陽先生の単行本と同時発売のQBB「新中学生日記3」全て入校しニッコリと微笑んで退社。クッソー、うらやましい! こちとら最悪ギリギリまで入校をずらすことになったが、それにしてもだ、たった5、6日足らずで単行本の編集をするのは今回が初めて。生きていればいろいろあるんだナ〜。あとはアンカーの井上デザインに神頼み! 夕方、近所のスーパー丸正に買い物に行くと、ソフトマジックの社長、じゃまのい氏(山ノ井氏)とバッタリ出会う。山ちゃんは郡山に家族を置いて単身赴任状態で会社経営をしてるが、これから郡山に帰省するとのこと。「また近いうちに飲もうね!」といって別れる。会社に戻り、引き続き単行本の編集作業。ああ、ハラが減ってきた…。(手塚)

しりあがり寿掛軸
しりあがり寿氏に戴いた掛軸
魔除
効力大の魔除絵
熊手
ゴージャスな熊手!
受け付嬢
受け付嬢多数