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編集部だより

手塚 2004年3月26日 pagetop

 「アックス38」の入校が近づき、そろそろバタバタしてきそうな気配。本日午後、新宿の喫茶店ピースにて、シマトラから原稿を受け取る。某新聞の日曜版の連載も決まり、絶好調のシマトラ。大きく羽ばたいてほしいナ。んで、最近テレビで見ると髪の毛が大きく膨らんでる安斎肇氏、単行本の打ち合わせが本日のはずで、他の打ち合わせが終ったら連絡をくれるとのことだったので待っていたが、連絡の気配すら無し。ま、いつものことだ。まず打ち合わせまでこぎ着けるのに、平均3週間ぐらいはかかるんだもんなぁ。
 ってなわけで、夜、来社した西岡(兄)さんと高市ぴこりと三人で、近所のラーメン屋「てんぐ」に行く。この店は、担担つけ麺が有名なお店で、フジテレビが曙橋にあった頃にはえらく繁盛してたらしい。ラーメンが苦手な私が食べられる、数少ない店のひとつ。
 昨日の読売新聞夕刊に、4月発売予定の「奇的」が紹介されたためか、本日問合せの電話が多かった。「奇的」の著者である大久保亜夜子さんは、芸大大学院を本日めでたく首席で卒業したお嬢さん。なぜ我が社で発売の運びとなったかというと、中年ながらにしてアイドルの(末井)幸作ちゃんが飲み屋で知りあい、彼女の才能にほれ込み(一部ではその若さと美貌にガビ〜ンときてしまった、という説もあるが)、彼女の作品を世に出したいとモーレツに意気込み、自分のおんぼろ会社明月堂で編集・制作を手がけ、我が社の流通コードで発売、と相成った次第。絵もうまいしセンスもいい。売れるといいね、幸作ちゃん! 
 で、本日芸大の卒業式に取材と称してまんまと潜り込んだ幸作ちゃん。彼女の晴れ姿にさぞや目頭を熱くしたこととは思うが、用意された酒もちゃっかりといただき、帰り際にはポッケに乾き物も忍ばせていた、という。芸大の卒業式に参加?してすっかりテンションがあがったままその足で我が社に立ちより、ガス台にあったつくりたての甘酒をカーッと飲み干し、近所の飲み屋へと消えていった。幸作ちゃんの熱いリビドー、あっ間違えた、パッションが良い結果になることを、とりあえずお星さまにお祈りしたい。(手塚)
土舘   pagetop
 13日、京都in。トランスポップギャラリーにお邪魔。素敵にミリキ的な輸入本が盛り沢山!フハッ!ドイツ語とかフランス語とか全然わかんないけど、手元に置いておきたい本が沢山有り過ぎました。お小遣い持ち合わせた上でまた行きたいです。
 14日、三月書房さんを訪ねる。ここでも読みたい本たちが沢山居た…。夜、(宿を提供してくれた)友人Sちゃんが「せっかく京都に来たんだから」と、ウマイ時期にライトアップしてた高台寺近辺を案内してくれて観光。想像(拝観料)以上に楽しんでしまいました。
 15日、西岡兄妹氏ゲストのクラブメトロでのイベント。「メトロ?」どこ?って思いつつ、主催のTさんに連れて行かれた先は、ホントに地下鉄駅の「踊り場」。ちょっと隠れ家的な入口にドキドキしながら入ってみたら、思ってた以上に広いトコでびっくり!バンドマン(弾き語り?)の赤井先生が司会者役&『人殺しの女の子の話』を(ちょっと関西弁な)朗読。その後、西岡兄妹氏と赤井先生のトークコーナー。『人殺しの女の子の話』を中心に、作品のことや、「家族」についてなど、西岡兄妹作品の世界を覗けて特をした気分になれるイベントでした。
 16日、京都の書店さんも少々抜き打ちでお邪魔してみました。訪れてみたい書店さんは多々有れど、思ってた程は行けなかった…。でも、今まで電話でしかお話した事が無い方々と実際にお会い出来て嬉しかったです。
 24日、『MAY』の試写会に行ってきました。ラブ・ストーリーです。しかし、ヒトが死にます。サクサク死にます。「センチメンタル・キラー・ムービー」だそうです。メイ(アンジェラ・ベティス)は、幼少の頃からのコンプレックスも有り「ひとりぼっち」です。頑張って友達を作ろうとするのですが、どうも上手くいきません。ある瞬間、メイは気づきました。「友達ができないなら、造ればいいのよ!」。メイは周りの人々の気に入った「パーツ」を集めて「理想の友達」を造ります。メイは、かわいそうな子です。でも、殺し屋さんです。4月24日のシアター・イメージフォーラムを皮切りに、全国で順次に「切ない狂気のロードショー」が始まります。この映画は、衣装にも注目です。凄くカワイイんですよ!ハロウィンの衣装なんてもう!ゴス好きさんも必見です。
 新刊『結晶星』発売に合わせて作っていた、たむらしげるさんのバッジが出来ました。すごくカワイイです!このHPのグッズコーナーで御覧いただけます。現在、いわみえいこさんのバッジも制作中です。こちらも凄くカワイイです。もうすぐ出来ます。お楽しみに!(つぴこ)
西岡兄妹氏と赤井先生1 クラブメトロにて西岡兄妹氏と赤井先生のトーク。
西岡兄妹氏と赤井先生2  
2人もぐってました 2人もぐってました。
4人でした と思いきや4人でした。
この場所名物の営業部長 この場所名物の営業部長らしい。
祇園の壱銭洋食 祇園の壱銭洋食。大変美味しゅうございました。
ライトアップ 公園が美しくライトアップされてました。
枝垂桜 枝垂桜だそうです。齢おいくつなのでしょう?
竹林1 竹林です。
竹林2 見上げてみました。真っ直ぐなヒトになろうとちょっとだけ思いました。
高台寺 高台寺。光の玄武、白虎、朱雀、青竜が回ってました。
梅がかろうじて咲いてました。 梅がかろうじて咲いてました。

高市></td>
                  <td width= 2004年3月24日 pagetop

 100円ショップで「快眠トルマリン枕シート」というモノを買った。トルマリンパワーで心地よい眠りにつく…はずだったが、眠りにつく寸前の、まだ僅かに意識が残ってる夢うつつ状態が延々続いているようで全く寝た気がせず、不快な気分になった。が、すぐに持ち直した。石っコロなんかに気分を左右されてたまるか!! で、20日、横山明・横尾忠則・林静一・合田佐和子・金子國義・宇野亜喜良各氏の、60年代から70年代に制作された演劇ポスターと近作を展示する「寺山修司をめぐって―6人のアーティスト展―」を見に、手塚さんと麻布十番のギャラリー東京映像へ行った。当時、かなり衝撃的だったであろう斬新なデザインのポスターの数々。当時の熱気までもがそのまま印刷されているようで今見ても惹きつけられる。じっくり堪能してからギャラリーを出て、お隣にある、バタピー好きな手塚のんこ社長お勧めの豆菓子屋「豆源」に寄った。この店だけ、観光地のようなものすごい人だかり。みんな「こんなに食うのか!?」ってぐらい大量の豆菓子を抱えてレジに並んでいる。私らもこの長蛇の列に加わり、炒り豆を買った。「豆源」を出て、今度はどデカい狸の置物が目印の「たぬき煎餅」へ。ここでは何も買わず煎餅を鑑賞。ここの煎餅はタヌキの形をしていて、種類によって「大狸」とか「小狸」とか「古狸」なんて名前が付いている。タヌキといえば、「ぽんぽこだぬきのお饅頭」って久しく見ないけどもう売ってないんだっけ? 同じ味の「ひよこ」は未だ健在なのに。(高市)

ここ麻布十番の「豆源」本店では煎りたての豆が買える。 ここ麻布十番の「豆源」本店では煎りたての豆が買える。
たぬき煎餅 以前、手塚さんが買ってきてくれた「たぬき煎餅」の袋。…こういう包装紙(とか袋物)ってついとっておきたくなる。特にお菓子屋の包装紙には夢がある!

志村 2004年3月22日 pagetop

 最近新刊が出た時に著者の方に手書きポップを描いていただいたりしているのですが、今日たむらしげるさん、いわみえいこさんからポップが届きました。これを複製してお得意先の書店さんへお配りするわけです。とても良いポップなので、現物はお近くの書店でご覧下さい。といっても全ての書店さんにお配りするわけでもないので、どのお店にあるのか探してみるのも一興です。また「ウチでも置きたい」という書店さんがありましたらご連絡下さればご用意します。たむらしげるさんの「結晶星」はカラー16ページ、2色56ページを使ったとてもカラフルな単行本です。実は印刷費を考えると2色刷りの色が4種類あるというのは、ちょっと贅沢な使い方なのです。ページをめくると変わって行く4種類の色をお楽しみ下さい。
 いわみえいこさんの「あの夏のこと」は集英社「クッキー」「マーガレット」等に作品を発表しているいわみえいこさんの新刊で、とてもかわいくて、そしてせつない短編集です。今までの青林工藝舎の単行本とは少し感じが違うかもしれませんが、面白いので是非買って下さい。それとお二人の缶バッチも近日発売予定ですのでこちらもよろしくお願いします。かわいいですよ。(し)

水村   pagetop
 あおい書店六本木店で「刑務所の中フェア」、「丸尾末広フェア」開催が追加されました。池袋の芳林堂書店コミックプラザでは「刑務所の中フェア」が好調です。いま栞が無くなってしまったそうなので明日には追加でもっていく予定です。平田弘史さんの「日本凄絶史」複製原画も飾ってもらう予定なのでお近くに来たらぜひお立ち寄りください。(水村)

手塚 2004年3月18日 pagetop

 17日、夕方5時より第六回アックスマンガ新人賞の選考会。南さん、林さん、今年の特別審査員本秀康さんといつもながらヒジョーに楽しい選考会! しかも今年は「賞とるマガジン」の取材も入った。結果は「アックス38」をご覧あれ! 18日、夕方「タカダワタル的」の試写会へ。高田渡さんは、60年代末にデビューし、日本の音楽界に多大な影響を与えた唄手だ。当時高校生だった私も、電波状況の悪いボロラジオに耳をつけて夢中で聴いていた。35年も唄い続けている渡さんは、すごくカッコ良かった。若いときとはまた別な味わいのあるカッコ良さだ。
 映画は役者の柄本明さんがナビゲーターとなり、コンサートを主体に、日常の渡さんの顔も垣間見せるというドキュメンタリー。以前にも増して説得力と余裕を感じさせる歌声と、ベテランバックミュージシャンのいぶし銀のような音色が、絶妙なバランスで重なり合い、昔とはまた違った感動が心地よく湧いてくる。日常の渡さんも、すごく穏やかな顔で魅力的だ。バックミュージシャンにはシバや中川イサト、坂田明の各氏の顔も。そして企画が東京乾電池オフィスということもあってか、エビスさんもおまけで出演してた。
 ここ6年ちょっとの間、余裕もないまま全力疾走してきた。けど、あせるばかりで何かとても大切なものを見落としてきたことにやっと気づいて、己の不甲斐なさにすさまじく落ち込んでいた矢先だったので、スクリーンから流れる渡さんの優しい余裕のある歌声を聞いたら、不覚にも涙がポロポロと流れて止まらなくなってしまった。勿論誰も泣いていないので、恥ずかしかった。でも面白いくらいに心のスキを突かれたようで、ちょっと気持ち良かった。
 常々、オトコは歳をとるごとにかっこよく見えるので羨しいと思ってたけど、オンナもかわいらしく歳をとれたら最高だな、と思った。
 そして何よりも今日一番驚いたのは、この映画の監督は、28歳の才能溢れる注目の女性タナダユキさんだったことだ。若い力を侮ってはイケナイ。(手塚)
浅川   pagetop
○来週早々に発売となる「日本凄絶史」著者の平田弘史氏からコメントをいただきましたので、早速アップします!

 読者になられるかも知れない あなた様へ
 時代劇専門に21歳から劇画を描いてる平田弘史です。 別名、弘史左衛門。
 HP は、ここ。
http://www2.wbs.ne.jp/~tesh/

 「日本凄絶史」は日本文芸社で特集ものとして描いた作品ですが、
中にはリイド社で描いた作品もあります。
もう、何年前になるのか、覚えていませんが、どの作品も、
武士の気概を込めて描いた作品です。
 軟弱な精神を持った人物は1人もいません。
 本音で人生を闘う、慈愛と信念と気魄を持って、
起きてくる人生の荒波に対決して行きます。
 
 10日と言う製作日数があると仮定すれば、
8日までスト−リイ構築に悩み苦しみ、のたうち回って作り、
あとの2日で、〆きりに追われ乍ら、徹夜の連続を重ねて描く、
と言う事になってしまう、実に現実も惨澹たる製作状況、の繰返しでした。
 買って読んで、損のない作品群である事は作者が、保証します。(^^;)
 また、こうした歴史の事実を知りたければ、
どうぞ、御自分で調べて下さい。
 劇画は事実そのものではありません。ドラマとして構築しますから、
事実でない部分も当然あります。しかし、歴史を基本にして描いています。
 どうぞ、深読みして下さい。
登場人物達の人生の生き方を見る事が出来ると思います。
 今回、こうして「日本凄絶史」として復刻出来たのも、
原稿紛失で、現存しないものは、青林工藝舎の浅川満寛氏が、
初版本から起して、毎日毎夜、ごみ取り修正を、
重ねての労苦あったればこそ実現出来た事です。
 厚く御礼を申しあげる次第です。
 04.3.18 弘史左衛門
………………………………………………………
○編集担当の浅川です。別名、満之介。
のっけから私事で恐縮ですが、「いつかはこの人の本を作りたい!」と思ってた平田弘史さんの本を作れて嬉しいです。嬉しさのあまりいつものクセが出て、来る日も来る日も初出誌からスキャンしたデータを修正したのみならず、巻末に年譜まで作ってしまいました。もしかしたら「アックス」の読者の皆さんの中には「平田弘史」の名前はあまり馴染みがないかも知れませんが、大体来週前半ぐらいから店頭に並びますので、是非お手にとって読んでみて下さいね。他のどんな劇画でも味わえない、「平田ワールド」に驚愕すること間違いなしですから。
平田弘史氏
土舘   pagetop
 4日、『UNDEAD』の試写会に行ってきました。監督は双子のスピエリッグ兄弟。それにしても、ワタシ好みの「ホラー」と「おバカ」を足して増殖させてくれたような作品。ホラーVSバカの勝負は、やはりバカの勝ち。「気持ち悪い」を前提に置いたホラー作品は、やはり「気持ち悪い」で終ってしまいがちなモノが多いような気がする。んー、まあ、個人的な意見ですな。で、『UNDEAD』。ホントに面白かった!単純なゾンビ映画かと思い込んで「ホラー映画、ニガテなのよねー」なんて言ってたら損しますぜ!(確かに、グチャッて擬音が似合いそうなシーンが有るので、本気でニガテな方にはお勧めしませんが)ええ、勧めますとも!町人がゾンビ!さっきまで隣に居たヒトもゾンビに!しかも、バカバカしさ、大爆発!ロメロ氏が作ったゾンビ映画の正統派?(と、ワタシは思っている)『NIGEHT OF THE LIVING DEAD』+『バタリアン』+αなカンジ?配給会社のKさん曰く、ファンタスティック映画祭では大盛況だったとのコト。ああ、そうね。ファンタなら大喝采モン。拍手したくなるシーンが多々有りました。試写会だからガマンしたけど。今月20日〜4月2日までの2週間限定公開です。見逃したら後悔するかもね。「死んでも生き残れ」!7日、ブックファースト渋谷店さんでエビスさんのサイン会を開催すると聞き及び、ちょっとお邪魔してみました。後ろにお母さんと並んでた女の子が、可愛くて面白かった。エビスさんに頂いたサインは似顔絵入りでした。かなり美人さんに描いてくださって嬉しかったです。エビスさん、有難うございました。そして、丸尾氏のフェアを開催して頂いている書店さんにお邪魔してみた。なんか、いろいろもの凄いコトになってたりした。展開場所、飾り、その他…それぞれの個性が出てたりして面白い!開催書店さん全部行ってみたいモンだねえ。無理だけど…。どこでもドア、欲しい…。(求む、発明家!)今回丸尾氏の本をご購入くださった方に差し上げているしおりが好評との声が沢山寄せられております。嬉しいです!(ごく一部を下写真で紹介。)
 8日、いろいろと遅れていた『刑務所の中』フェアの方も、土曜の水村工場長との手分け作業で発送が済み、ホッと一息…ついてるヒマは無かった…。
 13日からin京都。西岡兄妹氏のイベントへ。この日記は近々…。(つぴこ)
ブックファースト渋谷店さん ブックファースト渋谷店さん。またまたレジ前の素敵な場所で展開していただきました!堂々とした雰囲気です。
新宿マイシティー山下書店本店さん 新宿マイシティー山下書店本店さん。これは目立つ!3月3日オンナノコの日から「丸尾ワゴン」が登場。
新宿マイシティー山下書店本店さん 上一部をアップ。椿の花があしらってあったりと、まるで見世物小屋!どの面から見ても楽しめる凝った演出に脱帽!
ツタヤ渋谷店さん ツタヤ渋谷店さん。みどりちゃんに圧倒されそう!
有林堂本店さん 有林堂本店さん。裏担当K氏の丸尾ファンっぷりが見えるコーナー。
芳林堂書店関内店さん 芳林堂書店関内店さん。お店の方独自の熱いポップが冴え渡る『美しい人生』コーナー。お客様に優しい「ご自由にお持ちください」の見本付き。

手塚 2004年3月16日 pagetop

 11日夜、高市ぴこりとHP管理をやってもらっているパイデザに行き、今後の展開を相談。13日スージー甘金氏の個展を見にぴこりと一緒に「青山360°」へ。ドットが全て手描きのイラストに感嘆! ギャラリーにて芦屋市立美術博物館刊の「モダニズムを生きる女性・阪神間の化粧文化」を購入。クラブ化粧品の歴代のポスターやパッケージがカッコイイ。15日、夜高円寺のガード下のどん衛でレコーディングのため上京した鈴木翁二氏、それに参加ミュージシャンの渡辺勝氏、オフノートの神谷氏等が飲んでいるところに高市と一緒におじゃまする。70年代を彷彿させる翁二の最近の武勇伝を聞く。昔は怒ったりもしたけど、今は大笑い! 16日午前11時、中野シズカお嬢、新作を持って来社。どんどんうまくなってゆくのが分かる。頼もしいぞ!
 午後、春さんが新作のプロットを持って来社。常に前向きな姿勢でこれまた頼もしいぞ! 勢いのある新人作家さんと接していると、こっちもグッと若返った気分になる。さわやかな水しぶきを浴びるようだ。(手塚)
水村   pagetop
 六本木へ営業。あおい書店六本木店に「刑務所の中」フェア用の栞を渡してきました。そして、東京ランダムウォークストライプハウス店(http://www.bookshop.co.jp/)へ「限定版 少女椿」を納品してきました。このお店、洋書が中心で、かっこいい海外の写真集やトミーネのような変わったオルタナコミックそれにLOMOの関連商品などが置いてあるこだわりの書店です。私的にはそこで売っている和ものグッズがいち押しです。中川政七商店の麻で作った文庫カバーや名刺入れ、定期入れ、携帯ストラップや小物いれなど、がらも様々で渋いのからかわいいものまで揃っていてどれにしようか迷ってしまいます。お値段もてごろなのでプレゼントにも最適です。それに和もののTシャツなどもあり、コチラも渋いです。藍で染めているようで色がきれいです。近くに行ったら絶対寄ったほうがいいです。その近くスイート・ベイジル(http://stb139.co.jp/)から坂をのぼり、吉野家前で左に曲がった所にあるラーメン屋「よかろう」の坦々面はなかなかおいしかったです。店主は無愛想だったけどおばちゃんは気さくな感じでした。今日は、ランダムウォークから六本木ヒルズへまっすぐ進み、TUTAYAのむかいにある「胡同三辣居」(http:www.kiwa-group.co.jp)へ行きました。おしゃれなお店です。店に入ると籐の椅子がカウンタ?ならび厨房とのしきりには竜の欄間があります。照明には中国っぽい笠がついていて薄暗く雰囲気をだしています。厨房の奥にはこんがり焼けた北京ダックとまだ焼けてないダックがぶらりと中につりさげられていました。普通のラーメン屋とは違ってコチラでは本格四川料理も食べられます。私が入ったときはカップル?(サラリーマン風の男と高校生風の女の子)が何品かの料理をつついてました。何種類かあるうちの普通の坦々面を頼みました。具は刻みネギに黒ゴマ、白ゴマ、ひき肉が盛りつけてありました。麺はコシがあり冷麺のような硬さと太さでした。けっこう私好みの麺。汁をすするとコクのある辛味がひろがり、その後口の中がスーッとしてきました。けっこう香辛料がきいていて、薬膳の様なかんじがしました。お酢はあまり使っていないのか、すっぱくなかったです。けっこう辛いのですが食べているうちに不思議と甘味を感じてきます。なかなか複雑な味わい。いけます!食べ終りこのスーッとするのはナンだろうと思い聞くと、山椒とのこと。こちらでは粉末の山椒と粒の山椒の2種類を使っているそうです。その他にも香辛料を何種類も使っているそうです。コクがあり辛さも麺もちょうどよく満足でした。(水村)
池上線高架下 四川風坦々面
「嵐丸らーめん」 名刺入れ買っちゃいました。渋すぎ!

高市></td>
                  <td width= 2004年3月8日 pagetop

 一足87円の靴下を買った。一回はいて洗濯したら、カカトの部分が長い年月をかけてはき倒したかのように毛羽立っていて驚いた。洗濯してる隙に5、6年経っちゃったのかと思えるくらいにボロかった。というわけで、靴下は100円以上のモノをお勧めします。それでは先週の出来事など。4日夜、ロフトプラスワンで根本敬氏の新刊『夜間中学』(情報センター出版局刊)発売記念イベント。版元の方からご招待頂き手塚さんと観に行く。実はこの本の編集担当をされた白寄氏は、以前ロフトプラスワンでアックスのイベントをやった時、バイトで店員をしていたそうな。こんな形で再会するとは! イベント前半は根本氏が本に収録されているエピソードを抜粋し、映像・音楽つきで解説。本人が生で語ると面白さが倍増する。で、後半はマディ上原氏が登場。12年程前、漫画界を祟る為に結成された恐怖のユニット「お岩」のお二人が、宮史郎からJ.Bまで、「これぞソウル!」と推す音盤の数々を紹介。時間が足りなくて、用意したネタを出し切れなかったようだったのが残念。会場にはこの本と兄弟関係のイベント「映像夜間中学」の企画担当をしているアップリンクの倉持氏、以前会社に遊びにきてくれた大の根本ファン書店員の女性コンビも見えていた。終了後、前日も帰りが遅かったので、根本氏とマディ氏、白寄氏にご挨拶して帰宅。
 6日昼過ぎ、青山で仕事の打ち合わせをしていた西岡兄氏が来社。最近、兄氏のMacが不穏な音を出しているそうだ。目下新しいMacを買うか、将来房総に移住した時の為に自動車免許をとるか、思案しているとの事。来週15日、京都のイベント(詳細は当HPのイベント情報コーナーで)にゲスト出演する西岡兄妹ですが、そこで新たな読者を獲得して、「夢の房総半島移住計画」実現の道に一歩近づくことを祈ってます。(高市)


手塚 2004年3月3日 pagetop

 先月の話だけど、某日、日ごろお世話になっている書店員さん2名が会社に遊びに来てくれたので、久しぶりに鍋を作った。以前会社で鍋は何度も作っているが、実は私、あまり鍋が好きではないのでいつも自信がない。でも美味しいといって食べていただき、終った後出し汁でおじやを作ったらそれも見事にたいらげてくれたので嬉しかった。書店員さんの日ごろの努力は半端ではなく、ホントに頭が下がる思いだ。自分たちが一生懸命本を作っても、それを最前線で売ってくれる人達と協力しあわなければ、お話にならない。
 さらにベテランの女子店員さんが「工藝舎さんってホントに変わってますよねぇ、ってこないだも大手の営業さんと話していたんですよ」とおっしゃる。変わってるって我が社の人間はみんな変態なのか?と不安になったが「工藝舎の人達は、自社の本が物凄く好きでしょう。珍しいですよ、ホントに」ということだった。いやあ、そうなんだよね。物凄く好き、自分とこの本、もうだ〜い好き! 今月の全出版物の中でウチの新刊が一番だよな、って毎回思うもの、ワタシ。ま、バカって言われればそれまでだがな、ワハハハハ!
 先日、また問屋街に行ってきた。小振りの赤い提灯を探していたら、爺さんが一人で店番をしている古くて小さな提灯問屋を見つけた。提灯の他に紅白の垂れ幕やお祭りの法被、時代劇のチープなかつらが奇麗に陳列されていた。希望の提灯を見つけたのだが、600円とちょっとお高い。そこで店の爺さんに聞いてみると「これは和紙で作ってあるから値がはるんです。安いのはプラスチックで出来てるからね」と言う。目の前にある大きな提灯を触ったら、なるほどプラスチックだった。へえ〜、そうだったのか、とナットク。どんなものでも作るからにはそれなりに事情があるもんだな。ついでに造花屋を覗いたら、桃やカーネーションなど季節物商品にうもれていた売れ残りの椿を発見。こりゃ丸尾さんのフェアに使えるな、と思ってまとめ買いした。一本80円だった。
 2日夜11時過ぎ、杉作J太郎氏とマガジン5の菅野氏が来社。Jちゃんは今自主制作映画を撮っているらしく、今度我が社の座敷を撮影で貸して欲しいとのこと。一体どんな映画が出来上がるのやら、楽しみではある。んでその後蛭子さんの話で盛り上がっていたら終電の時間も過ぎてしまってた。ありゃま!(手塚)

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                  <td width= 2004年3月1日 pagetop

 2月の終りあたりから急に暖かくなった。散歩でもするかと休日公園へ行ったのだが、そういえば春って埃っぽかったんだ。風に舞う砂埃をボーッと見てたら寒くなってきたのでとっとと家に引き返した。で、2月最後の一週間はというと、23日・月曜から3日間ほど限定版『少女椿』の発送をする手塚さんのお手伝い。最初は付録をセットするのに少々手子ずっていたが、数をこなしていくうちに日々作業が早くなっていく。学習能力って偉大だ。この単純作業のくり返しってのは、慣れてくると眠たくなってうっかり手順を間違えそうになるのだが、ふと気づくと、手塚さんと私は意味のない言葉に変な節をつけた歌を口ずさんでいた。これが眠気覚ましに中々効果アリ。会話だと話に気を取られて手がお留守になったりするので、無意味な言葉ってとこが肝心なのだろう。その昔、女工さん達は作業歌ってのを歌いながら糸を紡いだりしてたそうだが、私たちには女工DNAが仕込まれていたのだろうか? 24日午後、後藤友香ちゃんが「正義隊」の新作を持って来社。コマ運びのテンポが上手くなっていて迫力がグンと増している。時間をかけて描き上げた力作にご期待あれ。ところで最近タバコを止めたという友香嬢。『禁煙セラピー』を読んだら簡単に止められたそうだ。私はこれまでに何度か禁煙を試みて失敗しているが、また禁煙したくなったらその本を読んでみよう。夜、大下さなえさんの朗読イベント「サ*ナ*エ*ミ」を観に行く。西岡千晶ちゃんと中野駅で待ち合わせて会場の劇場MOMOへ。今回は歌人の伊津野重美さんとのユニットで、演出家や舞台監督も入った演劇調の作り。大下さんの朗読は、言葉が心地よく耳に流れ込んで来たかと思うと時に刺激的に響いて来たりして、夢と現実の間を行ったり来たりしてるような気持ちになる。今回のような動きのある演劇調の朗読も面白かった。27日夜、ソフトマジックの山ノ井さんと社員の五十嵐さん・小林さん、そして手塚さんと私でカラオケ大会。日頃仕事でたまったストレスを発散。閉店まで歌いまくる。たまには大きな声を出すのもいいもんだ。(高市)


しりあがり寿掛軸
しりあがり寿氏に戴いた掛軸
魔除
効力大の魔除絵
熊手
ゴージャスな熊手!
受け付嬢
受け付嬢多数