2008年11月
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編集部だより

手塚 2008年11月28日 pagetop

 アックス入校真っ最中、行ってきましたお酉様。混雑を避けるため、本日は三の酉の前夜祭なんだけど、夕方四時半に会社を出て新宿花園神社へ。まずは出発前から「腹減った」を連発する高市ぴいこが毎年ヒジョーに楽しみにしているテキ屋の芋スティックをゲット。そして本殿に参拝して古い熊手を奉納し、目指すは「四谷・高橋」の店へ。今年も「会社が潰れそうだ、年が越せないかも」とかなんとかゴタクをならべて同情を誘い大きい熊手を低価格でゲット。もちろん御祝儀も忘れずに。威勢よく三本締めをしてもらい、ついでに記念写真もおじさんにおねだり。最後に「女性だけにプレゼント!」と来年の干支、牛の根付けを私と高市にくれたのだが、一緒に行った水村クン一人が貰えないのは可哀想なので「おじさん、この人オカマだから」といったら「え、オカマなの、じゃぁ、しょうがないな」と水村クンにも根付けをプレゼントしてくれた。言ってみるもんだな、ぐふふ。
 で、今年初めて買い求めたのが「切り山椒」。江戸時代からある縁起物の切り餅みたいな食べ物なんだけど、一度も買ったことがなかったので試しに買って会社に戻ってから食べてみると、これが意外にも美味しい! 最初はすあまのような甘味で、でもすぐ後に山椒の味が口に中いっぱいに広がり凄く美味! これは来年も食べたいぞ。
 ということで、今年は屋台で一杯ひっかける時間もなかったけど、来年の商売繁盛を祈りつつ、再びアックス入校作業へと戻るワケであります、ハイ。(手塚)

東陽01 念願の芋スティックをゲット。でもにここのは塩味がきいててホントに美味しい! お店は花園神社正面入口のすぐぞばに出てます。
東陽01

派手派手の熊手。種類が多いので毎年迷ってしまう。

東陽01 おじさんと記念写真。酉の市のポスターにも登場したおじさんだ。

志村 2008年11月25日 pagetop

24日 阿佐ケ谷よるのひるねで行われた「久住昌之ProjectorQ」へ。久住さんがプロジェクターを使いってオモシロ画像を映しながらトークするProjectorQ。今回は「特集・泉昌之の奇妙な世界」ということで、泉晴紀さんの描く絵のオモシロさを紹介。その他に「さんぽ写真」「像でショー」「ジャケ面」などを紹介。ゲストの堀道広さんは、オモシロイ事が言えそうにないからとサングラスをかけ髪を真ん中わけにして歯にも黒い線を入れてタモリに扮装していましたが、いえいえ画像を観ながらのコメントはオモシロかったです。家のブロック塀に稲を垂直栽培している写真が紹介されていたんですが、ウマそうで魅力的でしたね。その後久住さんのミニライブで終了。レーシック手術で目の調子の悪かった堀さんも元気そうで良かったです。
 そういうわけで、堀さんの目の調子が悪いこともあって大島のカフェギャラリー・ロケッティーダにて開催を予定していた「ぺっとり展」は中止になりました。 再展示の予定など決まりましたらお知らせします。(し)


手塚 2008年11月22日 pagetop

 会社の周りは意外にも緑が多く、野鳥がたくさん飛んでくる。スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、オナガ、ハクセキレイ…などの野鳥が、会社の花壇にやって来る。最近では冬の鳥、ジョウビタキも見られるようになった。どれもこれも可愛くて、身近で野鳥観察ができるの嬉しい。
 だが、会社が入ってるビルのエントランス付近の壁に、部分的にメタル系の鉄板がはめこんであってそれが鏡となり、見間違った野鳥がぶつかってしまい、たまーに犠牲鳥が出てしまう。
 本日昼過ぎ、高市ぴいこと出社すると、入り口のすぐそばに犠牲となったメジロが落ちていた。可哀想にすでに息絶えていたので、同フロアにいるデザイナーの後田さんに頼み、鍬で花壇に穴を掘ってもらい、埋葬した。お供えにミカンを置くと、他の鳥達がやってきてミカンを食べていた。これでメジロの供養とさせてもらおう。たかだか野鳥じゃないか、と思われる輩もいるかもしれないけど、ま、命あるもの、目の前で死に絶えていたら、出来る範囲で手厚く葬ってあげたい。
 で、そのメジロを目撃する直前、向いにある弁財天にお賽銭を3円入れてパンパンしたんだけど、いみじくも株式会社の社長に「会社が年を越せますように、皆が健康でありますように」なんて願い事を、たったの3円で頼まれちゃぁ弁財天様もチトご不満だったようで、きっと不慮の事故に見舞われたかわいそうなメジロの供養を言いつけたのだろう。それが今日の私と高市の役回りだったに違いない、と思いながら埋葬したメジロに手を合わせた。
 金もなく、ついでに世の中に貢献したいと思う気持ちはあるものの、世の中から「何をやってんだか」と疎まれるような者は、弁財天様が言うところの世の仕組み逆らわず、自分の役どころをふまえておけば、なんとなく仕事にありつけるのでは、と思う今日この頃。大場Qちゃんにいただいた抹茶入り玄米茶のTパックで体を温めながら、うすら寒い編集部で仕事に励むわけでございます、ハイ。 (手塚)

東陽01 不慮の事故で命を絶ったメジロ。なんて綺麗で可愛い生き物なんだろう!
東陽01

去年、花壇に埋葬して供養した、最近じゃ滅多に見ることの出来なくなった美しいニュウナイスズメ。


手塚 2008年11月19日 pagetop

 年末進行はすでにヒタヒタと近づいてきましたが、ここにきて国の対策で中小企業支援の特別融資受付が始まったんだけどこれがまぁ、滅多にないような低利率で条件もすごくいい。しかーし、認定業種に出版が入っていない…。「ぐえーっ!!  ホントけ?」とびっくらこいてしまった今日この頃でもあります、ハイ。

 この5日間、高市ぴいこと一緒にMacに向い文字打ちすることひたすら…。というのも、来年1月下旬発売が既に決定した、根本敬氏の新刊(タイトルは只今検討中)の作業が、やーっと開始したのだ。全ページ文字モノで小説・コラムを収録予定。本書のプロデュースはみうらじゅん氏。話が出から約一年越しでついに実現! 先日みうらさんの事務所で打ち合わせし判型やら装丁やらを決定、それを根本さんに伝え…。企画が出てから長い間、そんな連携でボチボチと進めてきた。どんな内容なのか、どういうコンセプトで出版するのかは、後日詳しく書くが、作家・根本敬の才能が迸る、とにかくすげー本、ということは間違いなし。

 引き続き次の話題は、愈々始まるぞ『福満しげゆき小規模なフェア』。三冊お買い上げいただき、応募券を送っていただきますと、ななな、ナント! オリジナル卓上カレンダーをもれなくプレゼント!! さらに、期間中、本をお買い上げいただくと、フェア用小冊子も付いてくる、というファンにはたまらないフェア。詳しいことは、営業の水村クンが追ってアップするので、そこんとこよろしく!

 さらに引き続き、話題は次号アックスだ。只今編集中なんだけど、表紙は〈じゅぱ〜ん〉と花輪和一氏の未発表カラーイラスト!! 新刊「劇画漂流」発売を記念して、辰巳ヨシヒロ氏に湯浅学氏がインタビュー。ホントに始まるのか蛭子劇画プロダクション…。等々、着々と進行中…かな?

 そして本日、相変わらず超美人の鳩山郁子嬢来社。来年予定の新刊について志村クンとデザイナーさんとちゅんこ部屋で打ちあわせ。しばらくぶりでちゅんこと再会。またチーコとハムスターのうんこためぞうと初のご対面。過去にハムスターを飼われてたことがある、という鳩山さんは「かわいい〜」とためぞうをウリウリされた。そして日も沈み、サツマ芋(なると金時)も蒸けた頃、あのとんだばやしロンゲ氏を「なんであんあに次々とアイデアが湧いてくるんですか? ものすごく強敵です」と言わしめた斉藤裕之介氏、原稿を持って来社。御苦労様です。

 もうとにかく絶対的に超忙しすぎてタマラン、というワケで、知り合いの奥様に、時々ボランティアで手伝いにきていただいたりもしているここ最近の工藝舎。また手が空いたら日記アップします、なるべく…。(手塚)

東陽01 ますます男っぷりが上がってきたちゅんこ。羽根もミッチリのツヤツヤで越冬準備万端。
東陽01

頑張って生き続けてる老スズメのチーコ。羽根の生え変わりもほぼ終りつつ、当初より随分と見栄えも良くなった。無事越冬できることを祈るばかり。頑張れチーコ!


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                  <td width= 2008年11月15日 pagetop

 臨時ニュースです。只今P-VINEのオフィシャルYouTubeチャンネルで、クレイジー・ケン・バンドの最新アルバム『ZERO』収録曲、「亀」のPVが公開されてるのですが、このPVのアニメ画を根本敬画伯が手掛けております。蛭子劇画プロダクション(アックスvol.64参照)発足により劇画タッチをマスターした根本氏描く、CKB版「ウサギとカメ」。村田、佐吉、タケオ、電氣菩薩…他、根本系常連のスター役者から大部屋役者、セットの小道具等々がさりげなく挿入されているのも見所のひとつ。また、我が道を突き進む中、挫折し、打ちひしがれるウサギを村田が「でも、やるんだよ!」と励ます場面では、横山剣氏もご自身の曲ながら思わず泣いてしまわれたとのコト(これホントだそうです)。そんなエピソードが示すように、とても勇気づけられるアニメに仕上がっております。
 というわけで、CKBの最新PV「亀」。YouTube、クレイジー・ケン・バンドブルース・インターアクションズのオフィシャルサイトでご覧になれます。ぜひぜひアクセスして下さいー!
 と、もう一つ。『怪人無礼講ララバイ』の英語版がアメリカの出版社Picture Box Incより発売されました! 表紙のアートワークはテリー・ジョンスン師!! 根本氏も大層お気に入りだという英語版無礼講ララバイはアマゾンで入手可能。こちらもぜひお手元に!(高市)

米ララバイ
『Monster Men Bureiko Lullaby』(税込2465円)
大変“無礼講”な、むちゃくちゃイカした表紙です。

手塚 2008年11月7日 pagetop

 昨日(6日)午後、所用で蛭子能収さん来社。世界経済が崩壊寸前という絶妙のタイミングで「蛭子劇画プロダクション」が旗揚げされるのだ。蛭子さん来社の速報をキャッチしたプロダクションチーフの根本敬さんから「四コマ一本その場で描いておくようにエビスさんにいっといて!」という指令が入り、「えーっ、根本さんはいっつも急なんだから」とブツブツ文句をいいながらもアッというまに仕上げてしまった蛭子さん。「おいさ、『読売ウイークリー』で連載やっとったんやけど、あれ休刊になっちゃうでしょ」と嘆くので「アックスは続くから大丈夫ですよ」と高市がいうと、すかざす「あ、『アックス』は最初から潰れてるけんね」と軽々とのたまいやがった。非常識と無意識を鍋に放り込んでグツグツ煮立て、その中から素手で誠の真実をつかみ取る、というその神業を前に久し振りに目が点になったわ。「工藝舎はよく潰れないでいますね」としょっちゅういわれるたびに「はあ、自分でも不思議なくらいで」とヘラヘラ笑っていたけど、これからは「ええ、もう最初から潰れてますから」と神様のありがたいお言葉を伝達すればいいワケだ。なーんだ、わはははは! つーワケで最近の出来事から。

 11月1日、夜早稲田のリーガロイヤルホテルのロイヤルホール「現代マンガ図書館創立30周年」のパーティへ出席。開始時間5分前に着いたにもかわかわらず、会場はほぼ満員状態。入り口付近で呆気にとられていると、藤本由香里さんが側に寄って下さったので御挨拶。近藤聡乃ちゃんの「いつものはなし」をほめていただいた。その後、浅川クンを見つけると側に飛鳥新社の赤田祐一さんが。また、呉智英さん、米澤英子さん、蒼天社の野谷さん、夏目房之助さん、細萱さん、イタガキノブオさんにもお会いできた。今年初め、金沢で御一緒した「ダヴィンチ」編集長の横里さんにもバッタリ。何とその横にはあの山岸涼子先生が! ひえ〜ビックリ。
 30年間も個人でマンガ図書館を維持し、日本のマンガ界に多大な貢献をされた内記さんの業績を称える関係者の祝辞に、日頃あまり表情を出さない内記さんもさすがにニコニコ。心温まるパーティだった。

 2日夕方、よるのひるねへ。本日は「マホベエ&カツヤンのベストヒットASAGAYA! 青春アイ・エヌ・ジーイング!その3」のイベントが行われていたのだが、野暮用で遅くなりほぼ終り頃に到着。なので打ち上げにちょこっと参加で河井克夫さん、しまおまほさん、本秀康さん、堀道広さん、羽生生純さんらとおしゃべりし、次の用がひかえている高円寺に移動。風邪、なかなか治らずで困った。

 4日午前中、某銀行の営業さんと打ちあわせ。この営業さんと経済の話をするのがすごく楽しい。いろんなことを教えてくれるのでとても勉強になる。午後、今月下旬発売予定の辰巳ヨシヒロ氏新刊「劇画漂流」の青焼き校正のお手伝い。

 5日、再び「劇画漂流」の青焼き校正のお手伝い。夜7時過ぎ、下北沢のリトルサイゴンへ、第二回シマトラを囲む飲み会に出席。今回も幹事の黒澤さんの呼びかけで映像、音楽、デジタル配信界、と様々な業種の方々が集合。出版界からは「IKKI」編集部の豊田さんが出席されていた。風邪でお酒は少し控えてたものの、シマトラと豊田さんと三人でマンガ周辺の話。これが止まらなくなりついに終電をのがしてしまった。でも同業者と話すのは情報交換にもなるし勉強にもなる。濃い時間を過ごせてマジ楽しかったぜ!(手塚)

東陽01 これは珍しいツーショットの米澤英子ちゃんと赤田さん。
東陽01

壇上で挨拶される呉智英さん。現代マンガ図書館にはずーっとお世話になってて、マンガ研究者にとっても非常にありがたい存在、との素晴らしい祝辞。

東陽01 同じく壇上で挨拶される藤本由香里さん。少女漫画の世界から出て来たようなカッコイイ服がお似合いです。足が長くて羨しい。
東陽01 満面の笑みで挨拶される現代マンガ図書館代表の内記さん。ホントに30年間御苦労様でした。これからもますますお元気で続けて下さい!

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                  <td width= 2008年11月5日 pagetop

 10月31日。後藤友香ちゃん初の描き下ろし画集『鉄道画集』(よるひるプロ刊)の発売記念展オープニング。夕方、手塚さんとビリケンギャラリーへ。表参道からビリケンまでの道沿いには自分とは一生縁のなさそうなブティックが立ち並んでいて、入口にご丁寧にドアマンの立つ店もちらほら。手塚さんが個展の差し入れにと買った甘納豆を投げたら、ドアマン口でキャッチしてくれますかね? とか、下らない話を道々しながらビリケンに到着。会場には画集の版元・よるひるプロの門田克彦さん、逆柱いみりさん、河井克夫さん、川崎タカオさん、田中六大さん、かなまち京成さん、少し遅れてしまおまほさんがお祝いに集まった。今回の個展は画集のモノクロ原画を中心に、個展のために描き下ろしたカラー画が展示されている。ガタンゴトン、ゴォォォォーー!、ゴゴゴゴゴ…と爆音を轟かせ、今にも壁から飛び出してきそうな大迫力! 自然と心が躍るごっちゃんマジック。先行発売の『鉄道画集』は一冊一冊違うイラストが描かれたサイン本で、選ぶのに迷ってしまった。
 そしてパーティー終了後、場所を移して二次会という話になったのだが、給料日後の金曜なので中々空いてる店がない。夜の青山を彷徨う不審な一行。飲み会のプロ・川崎さんが心当りの店を探してくれて、3軒目でようやく入店できた。改めて乾杯! そんなこんなで12時近くまで。みなさんお疲れさまでしたー。なお、鉄道ファンならずともテンションが上がりまくる「鉄道画展」は11月11日(火)まで。お見逃しなく!
 11月5日。夕方、鈴木詩子さん来社。志村さんと次号アックスの打ち合わせをしていると、ハムスターの資料が欲しいとの話に。ならばデブちんの写真を! というわけで、鈴木さんが携帯で写真を撮ろうとしたのだけど、こちらの思惑には一切お構いなしで片時もジッとしててくれない。ネズミ1匹にさんざん振り回されたが、どうにか写真を撮ることが出来て良かった。ちなみにその写真は近々鈴木さんのブログにアップされるかも? デブちんのブログデビューを秘かに誇らしく思うのは、いわゆる親バカというやつなんだろうなー。(高市)

ビリケン
河井さん、しまおさんが並びをレイアウトしてくれて記念写真。もの凄いピンボケですみません…。
左から川崎、河井、後藤、逆柱、田中、門田、しまお、かなまち各氏。
鉄道画集

『鉄道画集』(1900円+税)
むちゃくちゃ楽しくて見ごたえ有り!
鉄道画集・中

『鉄道画集』本文より。
個展では画集の原画も販売してます!
デブ

寝てる時か食べてる時でないと写真撮りづらい…。デブちんは首を突きだして寝る癖があるのだけど、この体勢は疲れないんだろうか?



しりあがり寿掛軸
しりあがり寿氏に戴いた掛軸
魔除
効力大の魔除絵
熊手
ゴージャスな熊手!
受け付嬢
受け付嬢多数