2008年12月
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編集部だより

手塚 2008年12月30日 pagetop

 27日は朝から大掃除。今年は同フロアのイプシロンの末井幸作、デスモの後田さん、ハタタックの羽田さん、そしてフリーの並木さん、と3階組合勢ぞろいでの大掃除。そしてちゅんこ部屋で毎年恒例のちらし寿司(上!)を食べながらささやかな納会。今年はホントにキツイ年だったので、この日を迎えることができてホッとしたというか、もうニコニコだよ。
 どんなにキツくても最後まであきらめないでいれば、なんとかなるものだと思う。残り一週間、すでにアウトを告げるテンカウントが始まったころからの巻き返しがすごいのなんのって。全員力振り絞ってのKO勝ち! 土壇場にはめっぽう強い我が社なのであった。みんなよく頑張ってくれたよなぁ。
 しかし、頭と体をフル回転させたせいか、25日に突然風邪をひいた。普段風邪ひいても微熱程度で滅多に高熱が出ないのに、約20年ぶりに38度5分を突破。でも私と高市は30日まで銀行関係の仕事が残っているので休むわけにはいかずこらキツイ。年越し決定したら気が抜けたんだなきっと。熱はなんとか微熱程度まで下がったけど鼻をかみすぎてこめかみがイタイ。ハナクソも取っても取ってもものすごく出て来きて非常にみっともない…。
 そんなみっともない状態で大変恐縮ではございますが、今年も一年、青林工藝舎を応援いただきまして誠に有り難うございました。また来年も厳しい年になりそうですが、慌てず騒がずマイペースで行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。なお、年明けは1月5日より通常業務を開始します。それでは皆様、良いお年をお迎え下さいませ。(手塚)

 

2008年12月24日 pagetop

18日 津川聡子さんも参加している「ぐんまちゃん家でお仲間展」会場である銀座の群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」の二階ギャラリースペースへ。行くのがちょっと遅くて最終日の片付けが始めっているところで、津川聡子さんも片付け初めているところでしたが、作品は見る事ができました。かわいいイラストでとても良かったです。
21日 阿佐ケ谷「よるのひるね」で行われた「第2回野暮な話2008映画総括」へ。映画を沢山見ているけれど役者の名前とかはよく覚えられないという古泉智浩さんと花くまゆうさくさんの2人が、中学生のような感想で今年の映画を総括するというイベント。1月から12月までに見た映画をあげてお互いに感想を言い合うのですが、自分の見たことのある映画の時は、同じ見方をしていると嬉しいし、そういう見方があったのか!と気が付いたりしてオモシロいですね。見たことない映画もオモシロそうに話すので、がぜん見たくなりました。映画をもっと見たいものです。最終的にお互いの意見をあわせて、野暮なベストテンを決め、それぞれ映画のシーンを描いたイラストをあみだくじでお客さんにプレゼントしてイベントは終了。似顔絵が描けないからと、いつものアフロとハゲのキャラクターで映画の1場面を描いた花くまさんのイラストがおかしかったです。
22日 アックス若手マンガ家忘年会へ。1次会から3次会まで大勢の方が集まってくださいました。幹事の川崎タカオさん、急遽幹事手伝いをしてくださった古泉智浩さん、お手伝いしてくださった皆様、どうもお疲れさまでした。3次会でほぼ初めてちゃんと会話したとは思えない川崎さんと齋藤裕之介さんの会話には涙が出るほど笑わされました。
 そんな川崎タカオさんのインタビューがマンガナビで読めます。(し)

津川 津川さんからいただいたポストカード。かわいい。
古泉花くま

映画について語る古泉智浩氏(左)と花くまゆうさく氏(右)。


手塚 2008年12月23日 pagetop

 22日、「真理先生」第4校を校正。んま〜何回見ても見落としが出て来て恐くなる。夕方、プロデューサーのみうらさんに途中経モロモロ過報告した後、7時近くに本文組担当の後田さんに第5校を急いで出してもらい、高市ぴいこと一緒に東京キララ社で3月発売予定の「特殊まんが道」作業中の根本さんに校正していただくために神保町へ。校正作業中、金嬉老から貰ったハンチング帽をみせてもらったり、みうらさんへの韓国土産『バブ・ディラン(韓国語でそう表記されてるらしい)』のDVDを預かったり雑談を挟んだりで長々と。根本さんは雑談からネタをどんどん見つける人なので、それも重要、尚且つ楽しいお仕事。
 その後アックスの20代30代の作家さんが中心となって毎年自主的に開いてくれている忘年会へ。新宿へ着いたのが10時50分ごろで、すでに一次会は終ってて、二次会も一時間ほど経過したところで参加。そこから朝の5時ごろまでくっちゃべり。なんか全然知らない人もたくさんいてテーブル席は大盛況のため、部屋の真ん中の床に座り込む。もっとぐるぐる回ってみんなと話したかったけど、途中で眠くなって結局あきらめた。でも楽しかったなぁ。みなさん有り難う。こちらがしなきゃいけないことを毎年作家の皆様にやっていただいてホントに申し訳ないデス。幹事の川崎さん、古泉さんお疲れさまでした。
 店を出てから、十数人のかた方は三次会へとくりだされたが、私と高市は23日も校正で出社のためおいとま。今年も無事過ごせてよかったね、みなさんありがとう。いつかは年代関係なくこちらが幹事となってドカンと忘年会開けるよう、頑張ります!(手塚)

 

手塚 2008年12月21日 pagetop

 さ〜てその後、年越し問題はどーなったか、つーと、これがまた奇跡のような話で、というか、多数の方のご協力により何とか年が越せる見通しがついた。いやー、ホッとした。とりあえずホッとした! こういうときの支援者のお力添えって本当にありがたい。感謝してもしきれないくらいだ。作家の皆様、それにずっとナベ底に腹が擦り付き胃袋が破れるくらいの貧困に耐えてくれた社員の皆様にもホントに感謝! みなさんん、ありがとー! 来年は…いや、鬼に笑われるからまだ言わない。
 これでやっと年末入校作業やその他諸々の仕事に心置きなく入れる。資金繰り苦難で様々な仕事がストップ状態になってて関係者には大変御迷惑をかけちゃったけど、これからバリバリやりますんで、どうか御勘弁を。しっかしホント良かった! これでまた生きる希望が沸いてきた、って全然大袈裟じゃなくってさ。
 1月22日発売予定の根本敬氏の新刊「真理先生」の入校も愈々大詰め、といいたいところだけど、物凄く遅れてしまって焦りまくり。装丁をお願いしていた南伸坊さんから早くもデザインを頂き、これから本紙校正。これがまた根本さんの本では初!のシンプルな装丁で、芥川賞受賞作家の著書の横に並べても、まったく負けないくらい、否、ほぼ勝ってしまうのではというくらい格調高い装丁なんだコレが。これもプロデューサーみうら氏の狙いだ、ぐふふ。出来上がりをお楽しみに! は、イソガシ、でもシアワセ。(手塚)

 

手塚 2008年12月10日 pagetop

 ニューヨークに旅立って早一ヶ月となった近藤聡乃ちゃんからメールが届いた。アパートも決まり、街を探索中。近所のスーパーに行ったり毎週蚤の市に出かけたりもして楽しそうだ。ニューヨークは寒く、氷点下の気温でごわごわもこもの超厚着で過ごしているらしい。でも遊んでばかりもいられないそうで、これからiscpというプログラムに参加して半年間は制作とプレゼンの日々を送られる、とのこと。ニューヨークにはウンザリするほどアーティストがいるらしく、そりゃもう激しい競争だと思うけど、聡乃ちゃんの才能だったら、きっと注目されるに違いない。以前ニューヨークで個展を開いたときに、あのジョン・ゾーンが聡乃ちゃんの絵を購入したのだ。ジョン・ゾーンはあちらでは現代アートの収集家としてもかなり有名らしい。そんな人が買っていくくらいだから、絶対だよ。
 そんな聡乃ちゃんが、紙モノ好きの私にと、蚤の市で購入した年代物のクリスマスカードを送ってきてくれた。すごく可愛いカードで紙の焼け具合もすごく私好み。ニューヨークには行ったことがないので、知らない土地からの贈り物は嬉しいなぁ。
 そういえば、聡乃ちゃんはものすごく「ばったり力」がある。「ばったり力」ってのは私が命名したんだけど、とにかく外出するととんでもない人にばったり会える確率が非常に高いのだ。その「ばったり力」をニューヨークでもさっそく発揮。ホイットニー美術館で展示を見終わった後、外に出ようと階段を降りていたら、友部正人さんとばったりと出あったそうな。すごいなぁ。日本にいてもそんなこと滅多にないのに、ニューヨークでいきなりだもん。こういうのも才能のひとつなのかな、と感心することしきり。「アックス」をニューヨークに送るよ、といったらものすごく喜んでいたけど、年賀状も送ろう。2009年の我が社の年賀状のイラストは、聡乃ちゃんの大好きな花輪さんだもの。これも絶対喜んでくれるに違いないね、きっと。(手塚)

東陽01 クリスマスカード2種。上の絵はシルクスクリーンみたいに綺麗な印刷。下のグレー部分は銀色でオシャレだ。
東陽01

こちら上のカードの中身。ものすごく可愛い。

東陽01 こちらはその後のメールで送ってくれた動物のかわいらしいカード。聡乃ちゃんらしい。

2008年12月9日 pagetop

6日 新宿The Artcomplex Center of Tokyoで行われている久住卓也さんの個展「TENUGUI」のギャラリーパーティーへ。今回は絵本をてぬぐいにしたものや、中学生日記の新バージョンのてぬぐいなど、新作ぞろい。会場には古い机や柱時計などもあってよい雰囲気。久住さんの小学校の時の絵日記や作文も置いてあり、作文の中で兄、久住昌之さんが出てくるのですが、現在のQ.B.B.の原点のようなエピソードが書かれていました。てぬぐいの展示方法も工夫がされていて良いです。隣ではマンガ家の内田かずひろさんの個展「犬小箱」も同時開催されていて、この日のパーティーも合同パーティーだったのでした。またスズキコージさんのライブペインティング作品が大公開される個展「THE HOLY ZUKING NIGHTS」も9日から始まります。
 そして12月はクリスマス。鳩山郁子さんのホームページでは恒例のクリスマス企画として限定BOX「Ruchetta―ルケッタ」の販売が開始されています。今回もA5版書き下ろし短編24頁に直筆サイン・ナンバー入りで、刺繍カード、オリジナル・ラベル刺繍糸(エクリュ)、カラーイラスト・ポストカードが付くという完成度の高い素敵なBOX。プレゼントにもいいですな。
 それと、現在配布中のフリーマガジン「Vice Magazine」で逆柱いみり、花くまゆうさく、堀道広、駕籠真太郎、和田ラジヲの各氏のイラスト、マンガを読むことができます。見つけたら手に入れましょう。
 そんな堀さんのインタビューがマンガナビで読めます。(し)

久住

vice


手塚 2008年12月8日 pagetop

 最近、お酒を控えめにしたら、体重がちょっと減った。ウエストも少し減った。けど周りの皆様ひとっこひとり気付いてくださらず、むなしさだけが募る今日この頃だが、7日の朝日新聞朝刊の「たいせつな本」というコーナーで、荒俣宏氏が平田弘史著「血だるま剣法・おのれらに告ぐ」を取り上げてくれた。子供の頃『悪書』と共に過ごした氏が貸本屋で借りて読み、衝撃を受けたことが書かれている。本日出社すると、朝から次々と書店さんや取次さんから注文が入ってきた。…実に嬉しい! どんどん売れてほしい。福満さんのカレンダー特典フェアも好調だし、いいぞーいいぞー! これも日々、3円4円とお賽銭を入れて弁財天様にお願いした御利益か! これはお礼をしなくては、と急いで弁財天様のところへ行き、お礼の大金百円を入れてパンパンした。
 といっても入金はどちらも年を越してから。だから12月年越しモンダイは全然まったくもって解決せず、アックス校了後もずーっと頭をかかえたままだ。期待の宝クジなんかカスリもしないんだもんなー。んがーっ! どどどどどーしよー、と思いながら骨盤体操でぐわんぐわんと腰を回していると、経理担当の高市ぴいこが「シャチョー、みっともないから止めて下さい」と私の腰めがけてアタックしてきた。
 だけどこの骨盤体操、腰痛にものすごくいいんだよ。やりはじめてから嘘のように腰痛が軽くなった。酷いときなんか腰からそのまま一直線にくるぶしまで、シビレと鈍痛でものすごく辛かったけど、コレを始めてからそういう症状も消えた。そこで同じく腰痛に悩む隣りの会社の後田さんに教えてあげたら、ぐわんぐわんを見るなり「どんなに痛くなっても死んでもやらない!」と断言された。あー、実にもったいない。ホントに効くのになぁ。つーワケで、最近の出来事。
 4日午後、南伸坊さんの事務所へ。1月新刊「真理先生」根本敬著のカバーデザインの件で打ちあわせ。「真理先生ってタイトル、すっごくイイね」と褒めてもらってちょっと嬉しくなった。帰りに南さんの事務所近くにある「いわて銀河プラザ」に寄って、あんこと餅を購入。
 5日午後、雨の中、東京キララ社の中村さんと加藤さん来社。来年の根本敬フェアの打ち合わせを高市と4人で。お汁粉を作っておいたので、打ちあわせ後、皆でお汁粉を食べた。頭が疲れてるときに甘いものはきくなぁ。
 6日夜、ペーソスのライブを拝聴しに北沢タウンホールへ。最近「豆鼓エキスつぶタイプ」というサプリのCM(一日中東京テレビを観てると見られるそうな)に唄と共に出演しているペーソスの全国ツアーの本日は東京ライブ。ゲストは三遊亭圓馬師匠と近藤房之助氏、そして末井昭氏。圓馬師匠の噺は定番の「時そば」だったけどゲラゲラ笑った。近藤房之助氏はペーソスの島本さん、岩田さんの高校の一年後輩だそうで、本格的なブルースを披露。そしてペーソスはいつもの通り、オヤジの哀愁漂うおムード歌謡は末井さんのサックスも入り絶好調。掛け声、手拍子、さらには紙テープまで飛んで楽しいライブだった。
 実は前日島本さんから「いやー、チケット全然売れてないんで暇だったらきてね」と電話をもらったので、我が社の監査役様のお願いだし工藝舎の10周年記念パーティでも唄ってもらったし、こりゃあ日頃のご恩に報いなくては、と仕事を切り上げて向かったんだけど、会場はほぼ埋っててビックリ。大人って結構当日チケットが多いんだよね。でもすごく盛り上がったのでホントによかった。ペーソスはいつ聞いても最高だな。(手塚)

 



しりあがり寿掛軸
しりあがり寿氏に戴いた掛軸
魔除
効力大の魔除絵
熊手
ゴージャスな熊手!
受け付嬢
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